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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ネットワン、日立金、富士電機

ネットワン <日足> 「株探」多機能チャートより
■ネットワンシステムズ <7518>  2,435円  +416 円 (+20.6%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 ネットワンシステムズ <7518> が急騰。26日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比3.8倍の15.3億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。中央省庁の大型案件を受注したうえ、自治体向けセキュリティ対策やクラウド基盤のシステム構築案件が伸びたことが寄与。サービス部門の売上増加も大幅増益に貢献した。

■岡部 <5959>  1,076円  +129 円 (+13.6%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 岡部 <5959> が続急伸。26日大引け後に発表した18年12月期上期(1-6月)の連結最終利益が前年同期比56.3%増の19.9億円に伸び、従来予想の15.5億円を上回って着地したことが買い材料視された。国内で大型物流倉庫などの鉄骨造の建築工事が順調に進捗するなか、ベースパックといった構造機材製品の販売が堅調だったほか、米国では子会社が建設資材販売のシェアを伸ばした。鋼材価格上昇の価格転嫁を進めたことも増益に貢献した。

■日本精線 <5659>  4,800円  +555 円 (+13.1%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 日本精線 <5659> が続急伸。26日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比20.9%増の13.3億円に伸びて着地したことが買い材料視された。主力のステンレス鋼線が自動車関連向けに販売数量が増加したほか、高機能樹脂用途のナスロンフィルターや半導体メーカー向け超精密ガスフィルターが好調だった。ニッケル価格上昇に伴う評価益を計上したことも大幅増益に貢献した。上期計画の22億円に対する進捗率は60.6%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■システナ <2317>  1,414円  +139 円 (+10.9%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 システナ <2317> が急騰。26日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比54.2%増の14.1億円に拡大して着地したことが買い材料視された注力分野の車載システムやECサイト開発などのネットビジネス、ロボット・AI・IoT関連の開発の受注が増加したほか、業務システムの引き合いも旺盛で、ソリューションデザイン事業の収益が拡大したことが寄与。

■ロランドDG <6789>  2,662円  +203 円 (+8.3%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 ローランド ディー.ジー. <6789> が急伸。26日大引け後、18年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の13億円→16.2億円に24.6%上方修正。従来の4.5%減益予想から一転して19.0%増益見通しとなったことが買い材料視された。サイン市場向けプリンターの販売が低迷したものの、人件費や広告販促費を中心に販管費が想定を下回ったことが上振れの要因となった。なお、通期の経常利益は従来予想の32億円(前期は38億円)を据え置いた。

■メルコホールディングス <6676>  4,530円  +320 円 (+7.6%)  本日終値
 26日、メルコホールディングス <6676> が発行済み株式数(自社株を除く)の14.48%にあたる300万株(金額で125億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は7月27日から19年7月26日まで。併せて決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.0%増の17億円で着地した。

■クラリオン <6796>  300円  +21 円 (+7.5%)  本日終値
 クラリオン<6796>が5日ぶり反発。同社が26日取引終了後に発表した19年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は売上高が415億7200万円(前年同期比9.0%減)と減収となり、営業利益は12億2200万円(同31.0%減)、最終利益は3億5500万円(同65.1%減)と低調だった。市場では「カーナビやカーオーディオなどの販売低迷は事前に市場で認知されており、株価も決算発表を目前に前倒しで調整を入れていた。空売りもかなりたまっていたことで、目先材料出尽くしで買い戻しが入った格好」(準大手証券ストラテジスト)という。信用取組はここ買い残の整理が進捗しており、信用倍率は買い長ながら1.4倍台で需給妙味も意識されたようだ。

■日立金属 <5486>  1,244円  +87 円 (+7.5%)  本日終値
 日立金属 <5486> が続急伸。26日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益が前年同期比18.4%増の213億円に伸びて着地したことが買い材料視された。特殊鋼などの主力製品を中心に需要が増加したことに加え、原材料上昇による販売価格引き上げで7.6%の増収を確保。積極的な投資によるコストの増加があったものの、4月に三徳を連結子会社化したことに伴う負ののれん益などの計上で吸収し、2ケタ増益を達成した。

■ヤクルト本社 <2267>  8,250円  +510 円 (+6.6%)  本日終値
 ヤクルト本社<2267>が後場急上昇。午後2時20分ごろに発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高966億9100万円(前年同期比2.3%増)、営業利益100億1300万円(同0.3%増)、純利益100億2300万円(同24.7%増)と増収増益となったことが好感された。国内飲料事業が乳製品の販売本数の増加や生産機器売り上げの増加などで堅調に推移し他ことに加えて、海外飲料事業もアジアを中心とした販売本数の増加や価格改定効果で増収増益を確保したことが寄与した。なお、19年3月期通期業績予想は、売上高4180億円(前期比4.1%増)、営業利益465億円(同7.0%増)、純利益355億円(同4.2%増)の従来見通しを据え置いている。

■富士電機 <6504>  833円  +47 円 (+6.0%)  本日終値
 富士電機 <6504> が急反発。26日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比2.6倍の73.5億円に急拡大して着地したことが買い材料視された国内や中国の旺盛な自動化需要を背景に、産業分野向けパワー半導体の販売が拡大したうえ、低圧インバーターなどのFA関連も伸びたことが寄与。原価低減を進めたことも大幅増益に貢献した。

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