【材料】<注目銘柄>=石原ケミカル、半導体電極用めっき液の需要拡大
石原ケミ <日足> 「株探」多機能チャートより
主力セグメントの金属表面処理剤と機器は、車載、スマートフォン関連及び次世代情報通信システムに関わる電子部品メーカーの生産動向が堅調に推移することが追い風となる。半導体のウエハーバンプ(こぶ状突起電極)用めっき液では、台湾、韓国を中心に高付加価値薬剤の採用を促進する。一方、自動車用化学製品では、エアコン洗浄を同時に実施するカーディーラーでの定着を引き続き推進してエアコン洗浄剤、コンパウンド(磨き粉)の売上拡大を図る。
株価は6月18日に2340円の直近高値をつけて以降、全体相場に連動するかたちで調整局面を強いられているものの、過去の株価推移から下値抵抗ラインと判断できる2000円近辺の水準まで低下してきたことで、反発のタイミングが近そうだ。25日・75日両移動平均線がゴールデンクロスを達成している。PER16倍近辺、PBR0.9倍台と割安水準にある。(朱)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)