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【市況】日経平均は大幅に3日続伸、目先はリスクオフムード後退も盛り上がり欠く/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 22278.51 (+226.33)
TOPIX  : 1728.20 (+16.41)

[後場の投資戦略]

 日経平均は週末を挟み連日で200円を超える上昇となり、急ピッチのリバウンドを見せている。個別株やセクター別動向を見ても、景気敏感株の持ち直しがリスクオフムードの後退を窺わせる。ただ、前日の東証1部売買代金は2兆円あまりにとどまっており、日経平均の上げ幅ほどに市場の盛り上がりは感じられない。長期投資家が不在のなか、短期筋主導で値動きの出やすい相場環境となっている面もあるだろう。市場関係者からは引き続き通商問題の影響を懸念する声が聞かれ、日経平均の戻りは25日移動平均線の位置する22380円辺りで一服となる可能性がある。

 主力の輸出株や金融株、景気敏感株も、足元の買い戻し一巡後は4-6月期決算や今後の業績見通しを見極めたいとする思惑が強まるものと考えられる。ヤフーや出光興産のように、話題性の高い個別材料を手掛かりとした値幅取り狙いの物色が中心となりそうだ。(小林大純)
《AK》

 提供:フィスコ

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