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2018年07月08日09時15分

【市況】【杉村富生の短期相場観測】 ─ そろそろバーゲンハンティングの準備を!

株式評論家 杉村富生

「そろそろバーゲンハンティングの準備を!」

●絶望の林を抜け、恐怖の森に踏み込め!

 株式投資において“巨利”を得た人達(ピーター・リンチ、ジョセフ・ケネディ、ウォーレン・バフェット、ジョン・テンプルトンなどの相場巧者)は例外なくバーゲンハンターである。バーゲンハンターはギョッとし、背中がゾクゾクとするような局面を勇気をふるって買う。

 彼らはそれを実践した。しかし、実際は阿鼻叫喚の図、恐怖の瞬間に買い出動するのは難しい。逆に、相場格言は落ちる短剣はつかむな、嵐のときは動くな、川底の金貨は拾うな、と教えている。もっともな話だ。だが、みんなと同じことをやっていては“その他大勢”になってしまう。これでは困る。

 なにしろ、この世界は3%の勝者に、97%の敗者といわれている。苛酷なところだ。それに、先人は少数意見に耳を傾けよ、と諭している。万人が総弱気に陥った局面は買いの準備をした方が良い。ちなみに、相場巧者の1人は「大儲けをするためには絶望の林を抜け、恐怖の森に踏み込む必要がある」と語っている。

●テクニカル的にはほぼ底値に接近!

 現状はどうか。確かに、テクニカル的には25日移動平均線とのマイナス乖離(5%)に接近、空売り比率(48%)、日経平均株価のPER13倍割れなど、ほぼ底値ゾーンに届きつつある。ただ、売買代金が2兆ちょっとではセリング・クライマックスとはいえない。多くの投資家には余裕があるようだ。ズルズルと下げてはいるが、投げ売りではない。まだ、買い手不在の状況である。

 したがって、8月にかけて、「いや~、株なんか持ってられない」という修羅場が訪れるだろう。そこが天与の買い場になる。もちろん、株価は一斉に底を打つわけではない。波状(段階)的に、底値が形成される。だからこそ、買い下がり戦術が有効となる。

 通し注文(1週間程度)の「遠い指し値」(ストップ安以下の水準)も威力を発揮する。エッと驚くような下ヒゲの安値が買える。具体的には日本板硝子 <5202> の930~960円、中外製薬<4519>の5200~5300円などがそうだ。「そんなところが買えるはずがない」。いや、やってみなければ判らないじゃないか。

 一方、すでに、底練り離脱、反騰態勢を鮮明にしている銘柄もある。日本M&Aセンター <2127> 、エスペック <6859> 、Jストリーム <4308> [東証M]など。逆に、スカラ <4845> 、アイビーシー <3920> 、USEN-NEXT HOLDINGS <9418> 、オプトラン <6235> は抜群に強い。IPO銘柄では7月10日上場のMTG <7806> [東証M]が狙い目だ。恐らく、大フィーバーとなろう。

2018年07月05日 記

株探ニュース
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