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【市況】東京株式(大引け)=26円安、アジア株横目に売られるも終盤下げ渋る

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 3日の東京株式市場は、日経平均株価が朝高後に値を消す展開で一時200円以上の下げをみせたが、終盤買い戻され、結局小幅安で引けた。

 大引けの日経平均株価は前営業日比26円39銭安の2万1785円54銭と続落。東証1部の売買高概算は14億8426万株、売買代金概算は2兆5298億4000万円。値上がり銘柄数は486、対して値下がり銘柄数は1541、変わらずは69銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要指数が高かったことや、為替が円安含みで推移したことなどで朝方はリスクオフの巻き戻しに日経平均は高く始まった。しかし、買い一巡後は上値が重く、前場後半以降はマイナス圏に沈んだ。米中貿易摩擦の問題を背景として、軟調なアジア株市場を横にらみにヘッジファンドの仕掛け的な売りが続いている。日経平均は一時2万1500円台まで売り叩かれたが、後場終盤は中国・上海株市場が持ち直したことで、それに連動するように買い戻しが入り2万1700円台まで浮上、下げは小幅にとどまった。ただ、値下がり銘柄数は全体の7割強を占めており、相対的に小型株の下げが目立つ。業種別では石油、空運、保険セクターが高く、非鉄、海運、精密機器セクターなどが安い。

 個別では、マネックスグループ<8698>が売買代金で第2位に食い込み大幅高となった。ソフトバンクグループ<9984>、村田製作所<6981>などしっかり。TDK<6762>が買われ、東京海上ホールディングス<8766>も上値追い。ミサワ<3169>が急騰、オロ<3983>も値を飛ばした。島精機製作所<6222>、日本M&Aセンター<2127>が上昇、ファンケル<4921>も物色人気となった。TOKYO BASE<3415>も高い。

 半面、東京エレクトロン<8035>が冴えず、花王<4452>も軟調。キヤノン<7751>、ダイキン工業<6367>なども売りに押された。大同工業<6373>が急落、Gunosy<6047>、テクマトリックス<3762>、AOKIホールディングス<8214>などの下げも目立つ。三井金属<5706>が安く、日本新薬<4516>、山一電機<6941>なども値を下げた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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