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【市況】日経平均は反落、貿易戦争への懸念などからディフェンシブ銘柄に資金逃避/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 22662.68 (-189.07)
TOPIX  : 1769.98 (-19.06)

[後場の投資戦略]

 日経平均は22645円近辺に位置する25日移動平均線レベルまで調整しており、短期的な反発に期待した押し目買いの動きも出てくるだろう。しかし、米中貿易戦争の激化が世界経済に与える悪影響が懸念されているほか、積極的に上値を追うだけの手掛かり材料にも乏しい。後場に入ると日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測が下値の支えとなるだろうが、戻りの鈍い展開となりそうだ。外部環境の影響を受けにくいディフェンシブ性の強い銘柄や、村田製のように直近で市場評価の高まっている「買いやすい」銘柄に資金が集中する格好となっている。

 新興市場ではマザーズ指数が2%近い下落で前場を折り返している。明日からメルカリ<4385>上場を皮切りにIPO(新規株式公開)ラッシュがスタートするため、本日はこれに備えた個人投資家の換金売り圧力が強まりやすいところだろう。ただ、メルカリなどの新規上場銘柄が好調な出足となれば、出遅れ感が強い新興市場の既上場銘柄への資金還流も期待される。(小林大純)
《AK》

 提供:フィスコ

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