【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):Jマテリアル、ロート、タカラバイオ
Jマテリアル <日足> 「株探」多機能チャートより
ジャパンマテリアル <6055> が続急伸し、上場来高値を更新した。11日大引け後に発表した18年3月期の連結経常利益は前の期比29.5%増の59.4億円に拡大して着地。続く19年3月期も前期比7.7%増の64億円に伸び、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。前期は半導体工場における大容量メモリーの大幅な増産に向けた設備投資の拡大を背景に、特殊ガス供給装置製造や供給配管設計施工の受注が好調だったほか、特殊ガス販売管理業務、技術サービスも伸びた。今期も半導体工場の大型設備投資が継続するなか、6期連続の増収増益を目指す。併せて、前期の年間配当を9円→10円に増額し、今期も前期比1円増の11円に増配する方針としたことも支援材料となった。
■ロート製薬 <4527> 3,450円 +275 円 (+8.7%) 本日終値
11日に決算を発表。「今期経常は4%増で2期連続最高益、1円増配へ」が好感された。ロート製薬 <4527> が5月11日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比18.1%増の188億円になり、19年3月期も前期比4.0%増の196億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。4期連続増益になる。
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■フジクラ <5803> 807円 +64 円 (+8.6%) 本日終値
11日に決算を発表。「今期経常は8%増で13期ぶり最高益、2円増配へ」が好感された。フジクラ <5803> が5月11日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比4.8%増の341億円になり、19年3月期も前期比8.4%増の370億円に伸びを見込み、13期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。6期連続増益になる。
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■フィード・ワン <2060> 265円 +21 円 (+8.6%) 本日終値
11日に決算を発表。「今期経常は24%増益へ」が好感された。フィード・ワン <2060> が5月11日大引け後(15:30)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比20.0%減の41億円になったが、19年3月期は前期比24.3%増の51億円に伸びる見通しとなった。
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■IJTT <7315> 952円 +75 円 (+8.6%) 本日終値
11日に決算を発表。「今期経常は6%増で2期連続最高益、前期配当を2円増額・今期は2円増配へ」が好感された。IJTテクノロジーホールディングス <7315> [東証2] が5月11日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比47.2%増の86億円に拡大し、19年3月期も前期比5.8%増の91億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増収、増益になる。同時に、前期の年間配当を14円→16円(前の期は9円)に増額し、今期も前期比2円増の18円に増配する方針とした。
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■タカラバイオ <4974> 2,358円 +176 円 (+8.1%) 本日終値
タカラバイオ<4974>が大幅続伸。前週末11日の取引終了後に発表した19年3月期の連結業績予想で、売上高368億円(前期比13.9%増)、営業利益50億円(同40.6%増)、純利益31億円(同32.8%増)と大幅増益を見込み、年間配当を前期比1円50銭増の6円を予定していることが好感された。足もとで主力のバイオ産業支援事業が堅調に推移していることに加えて、大塚製薬(東京都千代田区)とのNY-ESO-1・siTCR遺伝子治療薬およびCD19・CAR遺伝子治療薬に関する共同開発・独占販売契約にかかる対価料収入などを反映したという。なお、18年3月期決算は、売上高323億1200万円(前の期比10.0%増)、営業利益35億5500万円(同11.0%増)、純利益23億3500万円(同72.6%増)だった。また同時に、20年3月期を最終年度とする中期計画について、最終年度の営業利益目標を40億円から60億円に引き上げるとあわせて発表しており、これも好材料視されたようだ。
■りらいあ <4708> 1,522円 +113 円 (+8.0%) 本日終値
11日に決算を発表。「今期経常は14%増益へ」が好感された。りらいあコミュニケーションズ <4708> が5月11日大引け後(16:00)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比22.2%増の53.4億円になり、19年3月期も前期比14.2%増の61億円に伸びる見通しとなった。4期連続増収になる。
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■デサント <8114> 2,109円 +148 円 (+7.6%) 本日終値
デサント<8114>が急伸、年初来高値を更新した。午前10時40分ごろに発表した18年3月期連結決算が、売上高1411億2400万円(前の期比7.3%増)、営業利益95億9600万円(同14.0%増)、純利益57億7100万円(同2.1%増)と2ケタ増益となったことが好感された。アスレチック用品を中心に国内で主力の「デサント」ブランドが好調に推移したほか、韓国、中国事業も増収を確保した。中国における先行投資やのれんの減損損失などをカバーし、増益を確保した。なお、、19年3月期業績予想は、売上高1480億円(前期比4.9%増)、営業利益96億円(同横ばい)、純利益65億円(同12.6%増)を見込む。引き続き「デサント」ブランドを中心とした業績拡大を見込んでおり、年間配当は前期比3円増の26円を予定している。
■カチタス <8919> 3,820円 +265 円 (+7.5%) 本日終値
11日に決算を発表。「今期経常は22%増で4期連続最高益、26円増配へ(訂正)」が好感された。カチタス <8919> が5月11日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比41.2%増の67.8億円に拡大し、19年3月期も前期比21.8%増の82.6億円に伸びを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。4期連続増収、増益になる。
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■NSD <9759> 2,373円 +162 円 (+7.3%) 本日終値
NSD<9759>が急反発。大和証券は11日、同社株のレーティングを「2(アウトパフォーム)」から「1(買い)」へ引き上げた。目標株価は2660円から2800円に見直した。同社は10日に決算発表を行ったが、18年3月の連結売上高は前の期比5%増の580億8000万円、営業利益は同10%増の79億円と上方修正後の会社計画をさらに超過した。19年3月期は、営業利益が前期比2%増の81億円にとどまる見通しだが、「同社計画は例年慎重かつ増益ペースを減速させる要因も見当たらない」とみており、同証券では84億円への増額修正を予想している。同社は、中堅SIで顕在化し始めた採用難や人材逼迫も無関係であり、金融関係の構造改革や新技術が成長を牽引すると予想している。
■アルファポリス <9467> 2,860円 +500 円 (+21.2%) ストップ高 本日終値
アルファポリス<9467>はストップ高。前週末11日の取引終了後に発表した19年3月期の単独業績予想で、売上高48億円(前期比13.9%増)、営業利益12億円(同58.4%増)、純利益8億円(同55.9%増)と、3期ぶりに営業最高益更新を見込んでいることが好感された。足もとで好調な「漫画」を中心に刊行点数を増やすことで、主力の書籍出版事業が引き続き好調に推移する見込み。また、15年度から本格的に対応している電子書籍も積極的に販売し、大幅増収増益を確保する見通しだ。なお、18年3月期決算は、売上高42億1300万円(前の期比32.3%増)、営業利益7億5700万円(同4.4倍)、純利益5億1300万円(同5.1倍)だった。
●ストップ高銘柄
ベリテ <9904> 367円 +80 円 (+27.9%) ストップ高 本日終値
やまねメディカル <2144> 380円 +80 円 (+26.7%) ストップ高 本日終値
グローバルグループ <6189> 1,544円 +300 円 (+24.1%) ストップ高 本日終値
共同ピーアール <2436> 2,830円 +500 円 (+21.5%) ストップ高 本日終値
など、14銘柄
●ストップ安銘柄
中村超硬 <6166> 4,300円 -1,000 円 (-18.9%) ストップ安 本日終値
AppBank <6177> 738円 -150 円 (-16.9%) ストップ安 本日終値
森組 <1853> 546円 -100 円 (-15.5%) ストップ安 本日終値
IBJ <6071> 834円 -150 円 (-15.2%) ストップ安 本日終値
三光産業 <7922> 590円 -100 円 (-14.5%) ストップ安 本日終値
以上、5銘柄
株探ニュース