【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):フルキャスト、アーレスティ、三井不
三井不 <日足> 「株探」多機能チャートより
11日に決算を発表。「今期経常は42%増益へ」が好感された。メイコー <6787> [JQ] が5月11日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比60.9%増の47.9億円に伸び、19年3月期も前期比41.8%増の68億円に拡大する見通しとなった。6期連続増収、3期連続増益になる。
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■ユーザベース <3966> 2,512円 +256 円 (+11.4%) 本日終値
11日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は25%増益で着地」が好感された。ユーザベース <3966> [東証M] が5月11日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比24.6%増の1.6億円に伸び、通期計画の3.8億円に対する進捗率は42.9%に達し、さらに前年同期の25.9%も上回った。
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■フルキャスト <4848> 2,745円 +270 円 (+10.9%) 本日終値
フルキャストホールディングス<4848>は大幅続伸。前週末11日の取引終了後に発表した第1四半期(1~3月)連結決算で、売上高86億6000万円(前年同期比19.8%増)、営業利益12億4200万円(同41.5%増)、純利益8億2700万円(同16.4%増)と大幅増益となったことが好感された。主力の短期業務支援事業で、1月に子会社化したBODの業績を取り込みBPO事業が伸長したことに加えて、既存の主力サービスである紹介事業も堅調に推移した。また、生産性を重視した事業運営に努めた結果、販管費を抑制できたことも利益押し上げに貢献した。なお、18年12月期通期業績予想は、売上高370億円(前期比15.4%増)、営業利益50億円(同13.0%増)、純利益31億8500万円(同6.4%増)の従来見通しを据え置いている。
■宝ホールディングス <2531> 1,429円 +134 円 (+10.4%) 本日終値
11日に決算を発表。「今期経常は11%増で3期連続最高益、前期配当を1円増額・今期は2円増配へ」が好感された。宝ホールディングス <2531> が5月11日大引け後(16:00)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比12.1%増の160億円になり、19年3月期も前期比11.3%増の179億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。8期連続増収、6期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を15円→16円(前の期は13円)に増額し、今期も前期比2円増の18円に増配する方針とした。
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■リョービ <5851> 3,215円 +298 円 (+10.2%) 本日終値
リョービ<5851>が後場マイナス圏から急浮上。午後1時ごろ、18年12月期の連結業績予想を発表しており、売上高2150億円、営業利益127億円、純利益98億円を見込む。決算期変更に伴い前期との比較はないが、会社側によると1.9%増収、8.0%営業増益、25.9%純増益になるとしており、増収増益見通しを好感した買いが入ったようだ。パワーツール事業を1月に譲渡した影響で住建機器事業は落ち込むものの、主力のダイカスト事業は国内や中国、タイなどが好調を持続するほか、一部減産の影響が一巡した米国が回復する見通しだ。なお、18年3月期決算は、売上高2471億9200万円(前の期比2.5%増)、営業利益132億1200万円(同4.7%増)、純利益78億4400万円(同6.0%減)だった。
■アーレスティ <5852> 1,161円 +104 円 (+9.8%) 本日終値
アーレスティ<5852>が大幅高、年初来高値を更新した。PER8倍、PBR0.4倍台は株価指標面から割安感が際立っており、信用買い残も重荷にならない水準で物色人気に火がつく格好となった。同社が11日取引終了後に発表した19年3月期の連結業績予想は売上高が1520億円(前期比4.7%増)、営業利益は58億円(同22.9%増)、最終利益は36億円(同4.3%増)を見込んでおり、これが株高につながった。18年3月期は販売価格下落の影響や燃料コスト上昇などが影響して増収減益決算だったが、今期は北米や中国での案件開拓に努め利益に反映させる見通し。
■物語コーポレーション <3097> 13,850円 +1,210 円 (+9.6%) 本日終値
11日に決算を発表。「7-3月期(3Q累計)経常が47%増益で着地・1-3月期も52%増益」が好感された。物語コーポレーション <3097> が5月11日大引け後(15:00)に決算を発表。18年6月期第3四半期累計(17年7月-18年3月)の連結経常利益は前年同期比46.8%増の31.8億円に拡大し、通期計画の37億円に対する進捗率は86.2%に達し、5年平均の74.9%も上回った。
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■三井不動産 <8801> 3,064円 +257 円 (+9.2%) 本日終値
三井不動産<8801>が3連騰、年初来高値を更新した。前週末11日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想を発表しており、売上高1兆8700億円(前期比6.8%増)、営業利益2500億円(同1.7%増)、純利益1530億円(同1.8%減)と連続最高益更新を見込むことが好感された。賃貸事業で竣工予定の「(仮称)55ハドソンヤード」や、前期に竣工した「東京ミッドタウン日比谷」の通期稼働による収益寄与などが期待できるほか、分譲事業で投資家向けや海外住宅分譲などの伸長を見込む。また、マネジメント事業で、三井不動産リアルティにおける個人向け仲介事業やリパーク事業が好調に推移することも収益向上に貢献する見通しだ。なお、18年3月期決算は、売上高1兆7511億1400万円(前の期比2.7%増)、営業利益2459億200万円(同5.7%増)、純利益1558億7400万円(同18.3%増)だった。同時に、上限と750万株(発行済み株数の0.76%)、または150億円とする自社株買いも発表しており、これも好材料視されている。取得期間は5月14日から来年3月31日までで、株主還元の拡充を図るためとしている
■アルフレッサ <2784> 2,706円 +221 円 (+8.9%) 本日終値
11日に発表した「2.31%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。発行済み株式数(自社株を除く)の2.31%にあたる500万株(金額で140億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月14日から9月20日まで。
株探ニュース