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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):カプコン、アサヒ、東海カ

カプコン <日足> 「株探」多機能チャートより
■カナミックネットワーク <3939>  2,044円  +175 円 (+9.4%)  本日終値
 8日に決算を発表。「上期経常が33%増益で着地・1-3月期も12%増益」が好感された。カナミックネットワーク <3939> [東証M] が5月8日大引け後(17:00)に決算を発表。18年9月期第2四半期累計(17年10月-18年3月)の経常利益(非連結)は前年同期比32.9%増の2.2億円に拡大し、通期計画の3.3億円に対する進捗率は68.1%に達し、さらに前年同期の51.5%も上回った。
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■日信工業 <7230>  2,101円  +172 円 (+8.9%)  本日終値
 8日に決算を発表。「今期税引き前は黒字浮上へ」が好感された。日信工業 <7230> が5月8日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年3月期の連結税引き前損益は11.7億円の赤字(前の期は128億円の黒字)に転落したが、19年3月期は150億円の黒字に急浮上する見通しとなった。
  ⇒⇒日信工業の詳しい業績推移表を見る

■カプコン <9697>  2,358円  +179 円 (+8.2%)  本日終値
 カプコン<9697>は大幅高で5連騰。同社は8日取引終了後、19年3月期の連結業績予想を発表、売上高は960億円(前期比1.6%増)、営業利益は170億円(同6.0%増)、最終利益は120億円(同9.7%増)を見込むなど好調。前18年3月期は営業利益段階で160億3700万円(前の期比17.5%増)と過去最高利益を更新、「モンスターハンター」の家庭用ゲーム機ソフトが抜群の売れ行きを示し業績に貢献した。19年3月期も引き続きゲームソフトが牽引し成長トレンドが続く見通し。

■スルガ銀行 <8358>  1,538円  +116 円 (+8.2%)  本日終値
 スルガ銀行<8358>が急反発。同社は8日の取引終了後、18年3月期連結業績予想の下方修正を発表。前期の純利益は従来予想の430億円から210億円(前野期比51%減)に見直した。シェアハウス関連融資などに絡み貸倒引当金を積み増した結果、与信費用が増加した。SMBC日興証券では、シェアハウス融資などへの与信費用は約360億円と試算。シェアハウス問題に関して、経営陣の責任論や顧客流出リスクなど課題が残るが「与信費用に関してはおおむね悪材料出尽くし」とみている。

■シュッピン <3179>  1,404円  +105 円 (+8.1%)  本日終値
 8日に決算を発表。「今期経常は21%増で3期連続最高益、4円増配へ」が好感された。シュッピン <3179> が5月8日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期の経常利益(非連結)は前の期比41.1%増の15.2億円に拡大し、19年3月期も前期比20.5%増の18.3億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。11期連続増収、3期連続増益になる。
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■アサヒ <2502>  5,904円  +394 円 (+7.2%)  本日終値
 アサヒグループホールディングス<2502>が続急伸。8日取引終了後発表した18年12月期第1四半期(1~3月)連結業績(IFRS)が、売上高4420億9200万円(前年同期比16.6%増)、営業利益248億400万円(同81.8%増)、最終利益147億9900万円(同5.3倍)と大幅増益だったことが好感された。酒類事業はビール類の販売数量が減少したことで減収だったが、広告販促費の効率化などが寄与し増益となった。また、国際事業は欧州やオセアニアが好調に推移したことに加え、昨年4月に連結化した中東欧のビール事業の業績上乗せがあり、大幅な増収となって黒字化を達成した。さらに、飲料事業と食品事業も増益だった。なお、18年12月期通期の業績予想は、売上高2兆1400億円(前期比2.6%増)、営業利益2000億円(同9.2%増)、最終利益1420億円(同0.7%増)の従来見通しを据え置いた。

■コムシスHD <1721>  3,100円  +183 円 (+6.3%)  本日終値
 8日に決算を発表。「今期経常は5%増で2期連続最高益、10円増配へ」が好感された。コムシスホールディングス <1721> が5月8日大引け後(15:30)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比21.2%増の307億円になり、19年3月期も前期比4.9%増の322億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増収、増益になる。
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 同時に発行済み株式数(自社株を除く)の1.74%にあたる200万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。また、SYSKEN <1933> [東証2]、NDS <1956> 、北陸電話工事 <1989> [東証2]を株式交換で完全子会社化するとことを明らかにした。

■三井ホーム <1868>  763円  +44 円 (+6.1%)  本日終値
 8日に決算を発表。「今期経常は3%増益、前期配当を2円増額・今期も18円継続へ」が好感された。三井ホーム <1868> が5月8日大引け後(16:00)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比11.1%増の56.1億円になり、19年3月期も前期比3.3%増の58億円に伸びる見通しとなった。4期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を16円→18円(前の期は16円)に増額し、今期も18円を継続する方針とした。
  ⇒⇒三井ホームの詳しい業績推移表を見る

■理想科学工業 <6413>  2,358円  +135 円 (+6.1%)  本日終値
 8日に発表した「1.47%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。発行済み株式数(自社株を除く)の1.47%にあたる54万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月18日から6月15日まで。

■東海カーボン <5301>  1,603円  +91 円 (+6.0%)  本日終値
 東海カーボン <5301> が急伸。8日大引け後、18年12月期の連結経常利益を従来予想の440億円→648億円に47.3%上方修正。増益率が3.3倍→4.9倍に拡大し、従来の11期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。世界的な需給逼迫を背景に黒鉛電極の販売価格が想定以上に上昇することが寄与。カーボンブラックの販売増加に加え、原料油上昇に伴う値上げ効果なども収益を押し上げる。同時に発表した第1四半期(1-3月)の同利益は前年同期比6.3倍の127億円だった。前日終値ベースの予想PERが10.7倍→6.9倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

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