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【通貨】コインチェック、仮想通貨モネロの出金と売却を再開【フィスコ・アルトコインニュース】

マネックスG <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

仮想通貨取引サービスを提供するコインチェック社が、一部仮想通貨の出金・売却を再開することを7日付で発表した。今回の対象仮想通貨はモネロ(XMR)で、7日から順次出金・売却サービスを再開する。

同社は今年1月に仮想通貨ネム(XEM)の不正流出事件を受けて、一時仮想通貨の出金・売却などの取引サービスを停止していた。その後3月から、技術的な安全性などの確認が完了した通貨について順次、出金・売却の再開を進めている。

3月12日にはイーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、同月22日にはリスク(LSK)、ファクトム(FCT)、4月6日にはオーガー(REP)、ダッシュ(DASH)、ズィ?キャッシュ(ZEC)の再開を発表している。また、ビットコイン(BTC)はサービスを停止していなかった。

4月16日にはコインチェックはマネックスグループ<8698>の完全子会社化となり、仮想通貨業界にとっては大きな話題となった。今回同社が取り扱いを再開したモネロは、匿名性の高い仮想通貨である。ビットコインなどの仮想通貨が誰でも簡単に取引履歴を追跡できるのに対して、モネロは追跡を行うことが難しいとされている。

日経新聞は5日、金融庁が仮想通貨交換業への規制をより厳格にする方針であることを報じ、その中には「匿名性が高く、マネーロリタリング(資金洗浄)に使われやすい仮想通貨の取り扱いも原則認めない」とする可能性も指摘されている。かねてより匿名性の高いコインに対する金融庁の方針について様々な憶測があったが、国内の仮想通貨取引所の対応も含めて今後の動向が注目される。

《HH》

 提供:フィスコ

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