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【市況】16日の株式相場見通し=米株安を受けて売り先行も下値は限定的

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 16日の東京株式市場は、前週末の米株式市場でNYダウ平均株価が反落したことを受け、売り先行のスタートとなりそうだ。米英仏は日本時間14日朝、化学兵器を使用したと断定してシリアを軍事攻撃した。中東を巡る地政学リスクへの警戒感から、NYダウ平均株価は反落した。ただ、日本株への影響はいまのところ限定的と見られ、売り一巡後は底堅い推移が予想される。16日早朝の東京外国為替市場では1ドル=107円50銭台での推移となっている。

 13日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比122.91ドル安の2万4360.14ドルと反落した。この日決算を発表した金融株が軟調な値動きとなったほか、シリア懸念もありNYダウは下落した。原油価格は上昇でエネルギー株が値を上げた。JPモルガン・チェースやシティグループが安い。ボーイングやシスコ・システムズも値を下げた。半面、アップルやフェイスブック、テスラが高く、エクソン・モービルやシェブロンが値を上げた。ナスダック総合株価指数は、前日比33.598ポイント安の7106.650と反落。

 日程面では、3月の首都圏新規マンション発売に注目。海外では、米3月の小売売上高、米4月のNY連銀製造業景況指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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