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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:レノバ、イーガーディ、セブン&アイ

レノバ <日足> 「株探」多機能チャートより
■レノバ <9519>  2,852円  +457 円 (+19.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 5日、レノバ <9519> が4月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。同時に発表した18年5月期第3四半期累計(17年6月-18年2月)の連結経常利益は前年同期比0.5%減の18.4億円だった。

■イー・ガーディアン <6050>  4,350円  +440 円 (+11.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 イー・ガーディアン<6050>が大幅高で3月15日の実質上場来高値4270円を更新した。同社はSNSの投稿監視を主力とするほか、スマートフォンゲーム市場の拡大を背景に問い合わせ代行事業なども手掛け、収益に貢献している。人間の知見と人工知能(AI)を活用した効率性を駆使して業界他社の追随を許さないハイクオリティなサービスを展開しておりマーケットの評価は高い。ここ数年来業績は飛躍的に伸びている。株価も2016年の年初は400円台で、時価はテンバガー(10倍化)を実現しており、AI関連株のなかでも出世頭といえる。

■FRONTEO <2158>  924円  +76 円 (+9.0%)  11:30現在
 FRONTEO<2158>が大幅反発、5%高で890円台まで上値を伸ばした。独立系で米国での訴訟支援が主力業務とするが、人工知能(AI)エンジン「KIBIT」を活用したビッグデータ解析事業への展開が同社の特長となっている。5日取引終了後、横浜銀行が新卒採用選考に「KIBIT」を活用することを発表、これを手掛かり材料に短期資金の買いを誘導している。

■ジンズ <3046>  6,280円  +450 円 (+7.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 ジンズ<3046>は大幅反発し年初来高値を更新。同社は5日の取引終了後、18年8月期の連結業績予想について、売上高を553億6000万円から544億4400万円(前期比7.9%増)へ、営業利益を66億円から61億7700万円(同14.3%増)へ、純利益を38億円から33億3400万円(同20.5%増)へそれぞれ下方修正した。国内アイウエア事業で、昨年9月に発売した秋冬物の新作「JINS×TIME」シリーズの販売不振などに伴い一式単価が想定を下回ったことが要因。また、通販サイトや中古市場の台頭などを受けて、雑貨事業が苦戦していることも響いた。同時に、3月度の月次売上状況(速報)を発表しており、既存店売上高は前年同月比10.1%増と3カ月連続で前年実績を上回った。花粉の飛散がピークを迎えたことを受けて、「JINS 花粉CUT MOIST」をはじめとした花粉対策用商品が好調に推移したほか、3月22日に発売した1本で簡単にメガネにもサングラスにもなるアイウエア「JINS Switch(ジンズ・スイッチ)」が好評だったことが寄与している。

■雪印メグミルク <2270>  3,150円  +169 円 (+5.7%)  11:30現在
 5日、雪印メグミルク <2270> が家庭用チーズの価格を5月1日出荷分から引き上げると発表したことが買い材料視された。酪農家の減少を背景としたチーズ向け原料乳価格の引き上げを受け、プロセスチーズ35品とナチュラルチーズ24品を4.3~17.2%値上げする。また、ナチュラルチーズ3品の容量を14.3%減らし実質値上げを行う。発表を受けて、値上げによる利益率改善に期待する買いが向かった。

■第一三共 <4568>  3,761円  +198 円 (+5.6%)  11:30現在
 第一三共<4568>が3日続伸となっている。同社は5日、米ダーウィンヘルスが保有するバイオインフォマティクス技術を用いて、新規がん治療薬の標的になる物質を探し出す共同研究を始めると発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。両社は特定のがん種について、ダーウィンヘルスの技術を用いて標的候補の探索・評価・検証を行い、第一三共はダーウィンヘルスに対し契約一時金および各種マイルストン、販売ロイヤルティーを支払うとしている。

■SOU <9270>  7,300円  +360 円 (+5.2%)  11:30現在
 SOU <9270> [東証M]が大幅反発。ひふみ投信などの運用を手がけるレオス・キャピタルワークスは4月5日受付で財務省に大量保有報告書(5%ルール報告書)を提出。報告書によれば、レオスのSOU株式保有比率は7.48%となり、新たに5%を超えたことが判明した。これを受け、需給思惑などから買いが先行しているようだ。

■北の達人 <2930>  943円  +46 円 (+5.1%)  11:30現在
 北の達人コーポレーション<2930>の上げ足が止まらない。株価は遂に10連騰、きょうの高値まで上昇率は35%に達した。健康食品や化粧品の通販を展開。製造は外部委託ながら自社で企画しており、“顧客に気に入ってもらえるものしか作らず、売らず”をコンセプトとしている。クオリティの高さを背景にリピーターが多く、同社の業績を支えている。独自のマーケットデータベースによる分析で経営の効率化にも余念がない。4ケタ大台乗せから上場来高値1021.7円(分割修正値)クリアを視界に捉えている。

■アウトソーシング <2427>  1,999円  +87 円 (+4.6%)  11:30現在
 アウトソーシング<2427>が反発、3月13日以来となる2000円大台回復を意識する展開にある。同社は製造系および技術系人材派遣を展開し、海外でのM&A戦略により子会社が業績に貢献している。レオス・キャピタルワークスが5日付で財務省に提出した大量保有報告で、レオスが同社株を保有する比率が新たに5%を超えたことが判明し、これが株価を刺激する格好となっている。

■ダイセキ <9793>  3,165円  +125 円 (+4.1%)  11:30現在
 ダイセキ<9793>は商い増勢のなかマドを開けて買われた。産業廃棄物処理の大手で、工場廃液処理やリサイクル事業などが好調で業績に反映されている。5日取引終了後に発表した19年2月期の連結業績予想は、売上高が502億円(前期比2.0%増)、営業利益は91億円(同3.6%増)、最終利益は60億円(同2.8%増)を見込んでいる。18年2月期については売上高491億8500万円(前の期比11.1%増)、営業利益87億7700万円(同23.2%増)、最終利益58億3300万円(同41.1%増)と高い伸びをみせたこともあって、引き続き増収増益基調をキープする見通しとなったことで買い安心感が広がった。

■セブン&アイ <3382>  4,806円  +182 円 (+3.9%)  11:30現在
 セブン&アイ・ホールディングス<3382>が3日続伸。5日に発表した19年2月期の連結業績予想は、営業収益は6兆6830億円(前期比10.7%増)、営業利益は4150億円(同6.0%増)と8期連続で最高益を予想。海外コンビニエンスストア事業が収益に寄与する見通しだ。18年2月期は営業収益6兆378億1500万円(前の期比3.5%増)、営業利益3916億5700万円(同7.4%増)だった。同時にイズミ<8273>との業務提携も発表した。SMBC日興証券は5日、同社の業績は「18年2月期実績、19年2月期会社計画ともに想定線」とみているが、「イズミとの業務提携は両社にポジティブ」と評価。7&iHDの投資評価「1」と目標株価5000円を継続している。

■イズミ <8273>  7,850円  +260 円 (+3.4%)  11:30現在
 イズミ<8273>が4連騰となり、上場来高値を更新した。同社は5日取引終了後に、セブン&アイ・ホールディングス<3382>と業務提携することで合意したと発表。これによるシナジーなどが期待されているようだ。主な提携内容は、仕入れの統合や輸入品・地域産品などを含む商品の共同調達、電子マネーの相互開放、プライベートブランド商品の取り扱いの検討など。また、西日本地域での店舗の共同運営や共同出店なども検討し、来春をメドにイトーヨーカドー福山店(広島県)の営業をイズミが引き継ぐとしている。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,336.5円  +36.5 円 (+2.8%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>など資源開発関連の一角に買いが向かっている。前日のWTI原油先物価格は17セント高の1バレル=63ドル54セントと反発した。米株市場ではシェブロンが2.5%高に買われるなどエネルギー関連セクターが強く、この動きを引き継ぎ東京市場でも原油関連の買いに反映されている。

■ニトリホールディングス <9843>  19,315円  +395 円 (+2.1%)  11:30現在
 ニトリホールディングス <9843> が3日ぶりに反発。SMBC日興証券が5日付で同社の投資判断「1(強気)」を継続し、目標株価を1万7800円→2万1000円に引き上げたことが買い材料視されたようだ。リポートでは、目標株価変更の理由として、19年2月期以降の想定為替レートを1ドル=113円→105円と円高方向に変更したことを挙げている。また、販管費比率がやや高い都心店出店が一巡し、小型店出店やEC強化へのシフトによる販管費比率の改善が期待できると指摘している。

■ショーボンド <1414>  8,100円  +100 円 (+1.3%)  11:30現在
 ショーボンドホールディングス<1414>が頑強な値動きで、4日続伸となっている。一時は前日比140円高に買われる場面があった。コンクリート補修トップで業績も増収増益歩調を続けている。レオス・キャピタルワークスが5日付で財務省に提出した大量保有報告で、レオスの同社株式保有比率が、新たに5%を超えたことが分かった。これが思惑を呼び、株高を支援する形となっている。

●ストップ高銘柄
 ブティックス <9272>  4,820円  +700 円 (+17.0%) ストップ高   11:30現在
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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