【市況】東京株式(前引け)=貿易摩擦懸念や円高で続落、後半下げ渋る
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウが250ドル近い下落で取引を終えたことを受け、リスクオフの流れが続いた。米中間の貿易摩擦への懸念を背景に海運や鉄鋼、石油などの市況関連株に売りがかさんだ。取引時間中に急速にドル安・円高が進行したことも下げを助長し、日経平均は一時220円以上下げる場面もあったが、下値では押し目買いが入り、前引けにかけ急速に下げ渋っている。
個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが軟調、ファナック<6954>、コマツ<6301>なども売りに押された。アイロムグループ<2372>が急落、東京個別指導学院<4745>、EIZO<6737>も安い。NTN<6472>も値を下げた。半面、任天堂<7974>が堅調、TDK<6762>も買い優勢。ヤーマン<6630>が大幅高に買われた。enish<3667>、クスリのアオキホールディングス<3549>が値を飛ばし、丸井グループ<8252>も物色人気に。神戸物産<3038>も高い。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)