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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ヤーマン、クスリアオキ、神戸物産

ヤーマン <日足> 「株探」多機能チャートより
■ヤーマン <6630>  2,090円  +265 円 (+14.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 14日、ヤーマン <6630> が決算を発表。18年4月期第3四半期累計(17年5月-18年1月)の連結経常利益が前年同期比54.8%増の45.3億円に拡大して着地したことが買い材料視された。免税店向けや中国向けを中心に主力の美顔器などの販売が好調だったことが寄与。原価低減や広告宣伝費の抑制も大幅増益に貢献した。通期計画の45.7億円に対する進捗率は99.1%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■クスリアオキ <3549>  7,280円  +690 円 (+10.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 クスリのアオキホールディングス <3549> が急反発。14日に発表した18年5月期第3四半期累計(17年6月-18年2月)の連結経常利益が前年同期比8.9%増の94.9億円に伸びて着地したことが買い材料視された。ドラッグストアと調剤薬局の積極出店が寄与し、16.5%の大幅増収を達成した。ドラッグストアを49店舗、ドラッグストア併設の調剤薬局20薬局を新設した。部門別では食品や家庭用品などのライフ関連が大きく伸びた。通期計画の115億円に対する進捗率は82.5%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■Jティッシュ <7774>  1,565円  +117 円 (+8.1%)  11:30現在
 ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング<7774>が急伸、昨年来高値を更新している。この日朝のテレビ東京系報道番組「Newsモーニングサテライト」で取り上げられたことが好材料視されているようだ。企業の魅力に迫る「コーポレートサーチ」コーナーで取り上げられ、培養軟骨の開発や、重度の火傷患者などに使用される人工表皮、失明を回復させる角膜上皮の培養製品などが紹介されていた。

■黒崎播磨 <5352>  5,150円  +305 円 (+6.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 黒崎播磨<5352>が急反発している。同社は14日取引終了後に、連結経常利益目標を120億円(18年3月期予想は85億円)とする「2020年中期経営計画」を策定したことを明らかにした。連結売上高目標は1380億円(同1250億円)。国内では主要顧客向けのシェア拡大を進めるとともに大型建設用案件を着実に受注し、海外ではインドなどの成長市場での拡販や欧米でのシェア拡大を目指すことなどを掲げている。また、配当政策について連結配当性向を現行の25%程度から30%程度に変更し、19年3月期から適用するとしていることも好材料視されているようだ。

■神戸物産 <3038>  4,560円  +230 円 (+5.3%)  11:30現在
 神戸物産 <3038> が大幅反発。14日に発表した18年10月期第1四半期(17年11月-18年1月)の連結営業利益が前年同期比5.8%増の37.9億円に伸びて着地したことが買い材料視された。業務スーパーの新規出店効果や既存店売上高の好調で8.2%の増益を達成したことが寄与。円高による輸入品の仕入れコストの減少なども増益に貢献した。上期計画の74.5億円に対する進捗率は51.0%となり、順調なスタートを切ったことを好感する買いが向かったようだ。

■イオンファンタジー <4343>  5,180円  +260 円 (+5.3%)  11:30現在
 イオンファンタジー <4343> が続急伸。日本経済新聞が15日付で「2018年2月期の連結営業利益が前の期比6割増の約60億円になったようだ。07年2月期の過去最高益(49億円)を11期ぶりに更新した」と報じたことが買い材料視された。同社は14日、月次売上など3本の適時開示を発表しており、これらも手がかり材料となった。2月の国内既存店売上高は遊戯機械が好調で、前年同月比6.1%増と15ヵ月連続で前年実績を上回った。また、グリー <3632> と組み、子供向けVRゲームを日本と中国の「モーリーファンタジー」300店舗に投入することを明らかにした。そのほか、「セサミストリート」を手掛ける米NPO法人セサミワーク ショップと共同での事業展開を実施することも発表している。

■LINK&M <2170>  1,212円  +35 円 (+3.0%)  11:30現在
 リンクアンドモチベーション<2170>が4日続伸で実質上場来高値を更新。岩井コスモ証券が14日付で、投資判断「A」を継続し、目標株価を950円から1400円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。政府の「働き方改革」推進が追い風となり、同分野に関する経営コンサルティングへの需要が拡大しており、同証券では18年12月期営業利益を41億2000万円(会社予想同じ)、19年12月期を同50億円と予想。また、既存サービスの伸長に加えて、人事業務にITを活用する「HRテック」のクラウドサービス「モチベーションクラウド」などの新たな収益源が加わり、中期的な成長も期待できるとしている。

■アンジェス <4563>  551円  +15 円 (+2.8%)  11:30現在
 アンジェス<4563>は大幅高。同社は大阪大学発のバイオベンチャーで遺伝子医薬品の開発を手掛けている。14日取引終了後、動脈硬化症を対象としたDNAワクチンに関する米国特許を取得したことを発表、これを手掛かり材料に投機資金が流入している。株価は2月初旬以降、500円台前半で底練りを続けており、信用買い残の重さは意識されるものの値ごろ感からの買いが入りやすくなっていた。

■エス・エム・エス <2175>  4,555円  +115 円 (+2.6%)  11:30現在
 エス・エム・エス<2175>が反発している。14日の取引終了後、従来は未定としていた18年3月期の期末一括配当を13円にすると発表しており、これを好材料視した買いが入っているよう。なお、前期実績の11円に対しては2円の増配となる予定だ。

■岡村製作所 <7994>  1,473円  +17 円 (+1.2%)  11:30現在
 14日、岡村製作所 <7994> が18年3月期の連結最終利益を従来予想の89億円→102億円に14.6%上方修正。増益率が7.3%増→23.0%増に拡大し、27期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。確定給付年金制度の廃止に伴い、退職給付制度改定益19億円を計上することが上振れの要因。併せて、今期の年間配当を従来計画の24円→26円(前期は24円)に増額修正したことも支援材料となった。

■シュッピン <3179>  1,328円  +1 円 (+0.1%)  11:30現在
 シュッピン <3179> が続伸。14日、18年3月期の期末一括配当を従来計画の9円→10円(前期は1→2の株式分割前で12円)に増額修正したことが買い材料視された。好調な業績を踏まえ、株主への利益還元を増やす。今期最終利益は前期比40.9%増の10.4億円と2期連続の最高益を見込む。発表を受けて、権利確定日の27日を前に配当取りを狙う買いなどが向かった。

■チヨダ <8185>  2,571円  -96 円 (-3.6%)  11:30現在
 チヨダ<8185>は大幅続落。14日の取引終了後、集計中の18年2月期の連結業績について、売上高が従来予想の1360億円から1276億600万円(前の期比6.9%減)へ、営業利益が84億円から59億3800万円(同23.2%減)へ、純利益が49億円から44億6400万円(同3.9%増)へ下振れたようだと発表しており、これを嫌気した売りが集中している。グローバルブランドスニーカーの仕入れ調整の影響などで客数が減少したことや、子会社マックハウスでも老朽化した郊外路面店を中心に客数減に歯止めがかからずに、売り上げが計画未達となったことが要因としている。

■日本郵船 <9101>  2,181円  -67 円 (-3.0%)  11:30現在
 日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など大手をはじめ海運株が軒並み安。業種別の騰落率で「海運」は33業種中で値下がり率トップとなっている。トランプ政権が保護主義のスタンスを強めるなか、米中の貿易摩擦が懸念されており、この影響が海運各社にも及ぶとの見方が売りを誘っている。きょうは為替が円高に振れていることも運賃ドル建て決済の海運セクターにはネガティブに働いている。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数も1200近辺で底値圏を離脱できない状況で、足もと風向きの悪さが意識されている。

■富士山マガジンサービス <3138>  1,392円  +300 円 (+27.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 富士山マガジンサービス<3138>がストップ高カイ気配。14日の取引終了後、電通<4324>とデジタル雑誌の取次や記事配信サービスを共同で行うことを目的に合弁会社を設立すると発表。これを好感する買いが流入している。合弁会社の名称は「magaport」で、5月上旬の事業開始を目指している。

■アルファクス <3814>  2,591円  +500 円 (+23.9%) ストップ高   11:30現在
 アルファクス・フード・システム<3814>が前日に続き、きょうもストップ高まで買われている。セルフレジ関連の物色人気が高まるなか、同社は14日に低価格の超コンパクトセルフレジ精算機「セルフショット」の販売を4月上旬から開始すると発表。これが引き続き材料視されているようだ。セルフショットは、POSレジシステムを超コンパクト化し、金銭機器部分とあわせても幅275ミリ、奥行き573ミリ、高さ280ミリと業界最小を実現。店舗のさまざまな省人力化オペレーションにも対応している。

■アクセルマーク <3624>  1,601円  +300 円 (+23.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 アクセルマーク<3624>がストップ高カイ気配。14日の取引終了後、仮想通貨およびブロックチェーン技術を活用したオンラインエンターテインメント事業に参入すると発表しており、これが好感されている。昨年末からオンラインエンターテインメント領域でDApp(ブロックチェーン技術を活用した分散型アプリケーション)が急速に拡大を始めたことを受けて参入するもので、ユーザーがDApp関連の情報収集を容易にするためのメディア「BLOCKCHAINgame.jp(仮)」の提供や、仮想通貨を用いてブロックチェーンアイテムの交換ができるデジタルアイテム取引所の提供、さらにユーザーが生み出したり、取引で購入したブロックチェーンアイテムを利用して遊べるゲームなどの提供を行う予定という。

●ストップ高銘柄
 アクセルマーク <3624>  1,601円  +300 円 (+23.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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