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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:スターマイカ、IIJ、ラクオリア

スターマイカ <日足> 「株探」多機能チャートより
■スター・マイカ <3230>  2,207円  +196 円 (+9.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 スター・マイカ<3230>は大幅高で06年12月以来約11年2カ月ぶりの高値水準となっている。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が27日付で、投資判断を新規に「バイ」、目標株価2620円で新規にカバレッジを開始したことが好材料視されているようだ。同証券では、棚卸不動産の仕入れ進捗、リースバックや提携強化による仕入手法の多様化やリノベーションマンションの競争力向上などを背景として、中期的な利益成長が見込まれることに加えて、独自のビジネスモデルによりコンセンサスを上回る利益予想が期待できることや、拡大が続く中古マンション売買市場で保有戸数がトップであることなどを評価。18年11月期営業利益予想をコンセンサスの37億5000万円に対して42億5000万円と予想しているほか、19年11月期営業利益を52億7000万円と予想している。

■アトラエ <6194>  12,100円  +990 円 (+8.9%)  11:30現在
 アトラエ<6194>が3日ぶりに反発している。きょう付の日本経済新聞で、「2020年9月期の単独営業利益を今期予想比で約5割増の10億円程度に引き上げる計画だ」と報じれており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、IT技術者の不足を追い風にサイト内での転職仲介が伸びていることを受けて、IT業界向け求人サイトの利用を伸ばすという。また、求職者の転職が成約するごとに企業から受け取る成功報酬の拡大も目指すという。

■IIJ <3774>  2,461円  +174 円 (+7.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 インターネットイニシアティブ<3774>が急動意、商いを膨らませ2300円近辺で収れんする5日・25日移動平均線を足場に一気に上放れてきた。同社は法人向けで高実績を持つネット接続サービスの草分けだが、今期は独自SIMを用いた格安スマートフォンも収益貢献する。デジタル通貨取引では大手金融機関や総合商社も引き込む形で決済サービスに参入しており、日本のキャシュレス化推進の旗頭としてマーケットの注目が高まっている。今後は金融グローバル化の流れのなか海外展開にも期待がかかる。

■日本電子 <6951>  904円  +44 円 (+5.1%)  11:30現在
 日本電子 <6951> が続急伸し、昨年来高値を更新した。27日、18年3月期の連結経常利益を従来予想の27億円→43億円に59.3%上方修正。増益率が56.6%増→2.5倍に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。産業機器事業の収益が想定より上向くほか、円安効果も利益上振れに貢献する。また、法人税等・法人税等調整額の最新見込みなどを勘案し、最終利益も14億円→37億円に大幅上方修正している。

■ラクオリア創薬 <4579>  2,188円  +105 円 (+5.0%)  11:30現在
 ラクオリア創薬<4579>が大幅反発。27日の取引終了後、5-HT2B拮抗薬「RQ-941」の英国における第1相臨床試験が終了し、良好な安全性・忍容性と薬物動態が確認されたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。また、あわせて検討した有効性についても、腹部症状と便通異常の改善を示唆する結果を得たとしており、新しい作用機序に基づく下部消化器症状治療薬となることが期待できるとしている。

■ミロク情報サービス <9928>  3,320円  +145 円 (+4.6%)  11:30現在
 ミロク情報サービス<9928>は2月2日に昨年来高値3590円をつけて以降、調整していたが、成長力再評価で高値更新から4000円台後半を目指す動きが期待できる。2月2日に発表した第3四半期累計(17年4~12月)決算で、営業利益は39億1900万円(前年同期比23%増)だった。安定的な収益であるサービス収入が堅調に積み上がっていることに加えて、システム導入契約売上高が、会計事務所のリプレイスや一般企業向けの新規の増加で好調だったことが寄与した。また、通期計画に対する進捗率は営業利益で89%(前年同期77%)と高水準で、18年3月期通期の営業利益予想44億円(同7.2%増)は上振れの公算が大だ。さらに、システム導入契約で新規案件の獲得が順調に推移していることや、100%子会社MJS M&Aパートナーズが行う中小企業のM&A仲介の案件数が好調に推移していることなどを考慮すると、19年2月期2ケタ営業増益となる可能性が高い。業績拡大を背景に、さらなる上値を目指す展開が期待できよう。(仁)

■ニュートンF <7169>  2,647円  +100 円 (+3.9%)  11:30現在
 ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング <7169> [JQ]が3連騰し、上場来高値を連日で更新した。同社は保険代理店大手で派遣事業も手掛ける。27日、1月の新契約年換算保険料は前年同月比7.9%増の12.7億円だったと発表しており、これを好感する買いが向かったようだ。新契約年換算保険料は、年払いや一括払いなどの商品による支払方法の違いを調整し、保険会社が保険契約から1年間に得る収入の規模を示す指標。新契約年換算保険料は6ヵ月連続で前年比プラスとなった。

■クスリアオキ <3549>  6,260円  +230 円 (+3.8%)  11:30現在
 クスリのアオキホールディングス<3549>は4日続伸。27日の取引終了後に発表した2月度(1月21日~2月20日)の月次営業速報で、既存店売上高が前年同月比3.9%増と11カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。客数が同1.0%増と引き続き堅調に推移したほか、客単価が同2.9%増と今期に入ってもっとも伸長したことが寄与した。なお、全店ベース売上高は7店舗の出店効果もあり同17.3%増と2ケタ増を継続した。

■ユーザベース <3966>  2,038円  +73 円 (+3.7%)  11:30現在
 ユーザベース <3966> [東証M]が大幅続伸し、上場来高値を更新した。27日、企業情報データベースを開発するBaseconnectと資本業務提携したと発表しており、これを好感する買いが向かった。ユーザベースが提供する企業・業界情報プラットフォーム「SPEEDA」、B2Bマーケティングプラットフォーム「FORCAS」などにBaseconnectの企業情報データベースを活用するほか、企業情報の構造化についての開発・研究を進めていく。資本面ではBaseconnectが実施する第三者割当増資を引き受ける。

■ヤクルト本社 <2267>  7,810円  +250 円 (+3.3%)  11:30現在
 ヤクルト本社<2267>が反発。SMBC日興証券は27日、同社株の投資評価を「2」から「1」へ引き上げた。目標株価は8200円から1万2000円に見直した。大株主のダノンによる株式売却の発表を受け、株価は下落しているが、同証券では、「成長を加速させ、ガバナンス改善のトリガーになる」と予想。(1)海外の成長路線は不変で合弁事業の解消で新たな成長が開ける可能性(2)配当性向引き上げなどを通して適切な株主還元が可能となり、ガバナンスが改善する可能性――などを指摘。株価下落は買い好機とみている。

■日本毛織 <3201>  1,125円  +34 円 (+3.1%)  11:30現在
 27日、ニッケ <3201> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.36%にあたる100万株(金額で12億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は2月28日から5月31日まで。うち75万株を28日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で取得する。

■プレサンス <3254>  1,691円  +38 円 (+2.3%)  11:30現在
 プレサンスコーポレーション<3254>が続伸し上場来高値を更新。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が27日付で、投資判断を「ホールド」から「バイ」とし、目標株価を1600円から2150円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。同証券では、全国マンション供給ランキング上昇などで知名度向上により仕入や販売において恩恵を得ることによる成長拡大や、エリアや商品が多様化し競合市場を避け、安定的に利益計上できることによる持続的な利益成長への期待などで、18年3月期の営業利益予想を188億円から205億円へ、19年3月期を同210億円から245億円へ、20年3月期を同230億円から280億円へ上方修正。また、妥当PER水準を見直したとしている。

■NECキャピ <8793>  2,177円  +47 円 (+2.2%)  11:30現在
 27日、NECキャピタルソリューション <8793> が18年3月期の期末配当を従来計画の22円→28円(前期は22円)に増額修正したことが買い材料視された。好調な業績を踏まえ、株主への利益還元を増やす。今期最終利益は前期比56.4%増の55億円と12期ぶりに過去最高益を更新する見通し。権利確定日を約1ヵ月後に控え、配当取りを狙う買いなどが向かった。

■サムティ <3244>  1,910円  +24 円 (+1.3%)  11:30現在
 サムティ<3244>が反発している。27日の取引終了後、現在開発中の「エスペリアホテル博多」に加ええ東京・大阪・京都・名古屋で5棟約900室のホテル開発を行うと発表しており、これを好感した買いが入っている。同社では、中長期経営計画で「ホテル開発事業の展開」を重点戦略の1つとして掲げており、15年度から20年度まで5年間で約530億円(開発用地および建築費)のホテル開発投資を行うとしている。20年度の利益目標である経常利益100億円水準達成にも大きく貢献することが期待されている。

■Jティッシュ <7774>  1,384円  +16 円 (+1.2%)  11:30現在
 ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング<7774>が反発している。午前10時30分ごろ、日本医療研究開発機構(AMED)が公募した18年度「再生医療の産業化に向けた評価基盤技術開発事業(再生医療等の産業化に向けた評価手法等の開発)」に、同社の申請事業「自家培養軟骨製品の製造法合理化のための基盤技術開発」が採択されたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回採択された事業は、再生医療製品の製造法合理化を目的に、自家培養軟骨ジャックにおける組織処理工程の自動化、工程検査の自動判定システムの確立などを行うというもの。今回の採択により同社では、自家培養軟骨製品の製造法の合理化を図るとともに、再生医療等製品の実用化・産業化の基盤整備を目指すとしている。なお、今回の採択に伴い、委託金収入が見込まれるが、事業実施が今年4月1日以降となるため、18年3月期業績に与える影響はないとしている。

■イグニス <3689>  2,102円  +400 円 (+23.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 イグニス<3689>が寄り付き大量の買い注文を集め、気配値のまま水準を切り上げている。27日、同社の子会社で秋元康氏らも出資しているパルスが中国芸能事務所のUNLSH社と包括的業務提携することを発表した。また、VR空間上でライブを開催することができるバーチャル・ライブ・プラットフォーム「INSPIX」の自社開発を加速することも発表。有名IP誘致・新規IP制作および海外展開を本格的に始動する計画で、これを材料視する買いが集中する格好となった。

■ヴィスコ <6698>  32,600円  +5,020 円 (+18.2%) ストップ高   11:30現在
 ヴィスコ・テクノロジーズ <6698> [JQ]がストップ高。27日、3月31日現在の株主を対象に1→8の株式分割を実施すると発表しており、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。併せて、18年3月期の連結経常利益を従来予想の3億0800万円→4億2000万円に36.4%上方修正し、増益率が14.1%増→55.6%増に拡大する見通しとなったことも好感された。主力の電子部品業界向けを中心に画像処理検査装置の販売が伸びるうえ、上場関連費用の支出を抑制したことも利益を押し上げる。

■ディー・ディー・エス <3782>  674円  +100 円 (+17.4%) ストップ高   11:30現在
 27日、ディー・ディー・エス <3782> [東証M]が非開示だった業績見通しを発表。18年12月期の連結経常損益は4.4億円の黒字(前期は2億円の赤字)と13期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期はセキュリティ強化を進める金融、医療機関などに指紋認証ソフトの販売が拡大する。また、次世代オンライン認証規格「FIDO」に準拠した認証基盤リューションの導入も広がる。併せて、販売・資本業務提携先である米ノックノックラブズ社と総代理店契約を結んだと発表。商談の継承により、今期売上高に2億円を加算した。

●ストップ高銘柄
 シーズメン <3083>  874円  +150 円 (+20.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 ドミー <9924>  899円  -300 円 (-25.0%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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