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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):インベスC、メタップス、ヤマシン―F

インベスC <日足> 「株探」多機能チャートより
■モーニングスター <4765>  435円  +43 円 (+11.0%) 一時ストップ高   本日終値
 モーニングスター<4765>は一時ストップ高まで買われ、昨年来高値を更新した。同社はきょう午前9時30分に、仮想通貨およびブロックチェーン関連のニュースやコラムの配信を手掛ける米コインデスクと業務提携することで合意したと発表。これが刺激材料となったようだ。同社はこの提携で、コインデスクが米国で提供するニュースやコラムなどを日本語に翻訳し、自社の仮想通貨ポータルサイトやスマートフォンアプリを通じて提供するとしている。

■ニチリン <5184>  2,959円  +212 円 (+7.7%)  本日終値
 ニチリン<5184>が急伸。岩井コスモ証券は22日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は3500円とした。同社は自動車(四輪および二輪車)用ホースを主力として、国内をはじめ北米や欧州、アジアに製造拠点を持ち、グローバル展開している。二輪車用ホースでは国内シェアはほぼ100%。17年12月期の連結営業利益は前の期比29%増の85億1600万円と5期連続で最高益を更新。国内自動車販売の回復に加え、海外自動車生産の好調などが収益に寄与した。18年12月期の同利益は前期比横ばいの85億円を見込むが、同証券では計画は保守的とみており90億円(前期比6%増)への増額修正を予想している。

■インベスターズクラウド <1435>  2,220円  +144 円 (+6.9%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 インベスターズクラウド<1435>が反発し、昨年来高値を更新した。同社はきょう、業界初となる民泊運用のトータルサポートサービスの提供を行うIoT民泊アパート「TATERU bnb」第1号の開発を始めると発表した。また、同社は22日取引終了後に、定款の事業目的に「有価証券の取得、保有、投資および運用」と「広告の企画および制作」を追加することを明らかにしており、これらが買い手掛かりとなったようだ。

■メタップス <6172>  2,489円  +149 円 (+6.4%)  本日終値
 メタップス<6172>は急伸。同社はきょう、子会社のpringが提供するデジタルウォレットアプリ「pring(プリン)」に三井住友銀行の決済サービスを導入し、同行の口座からprigへのチャージが可能になったと発表。これにより本格的なサービス立ち上げが期待されているようだ。「pring」は、17年10月から実証実験を実施。SNSや電話番号を用いた送金機能や、加盟店でのQRコードを用いたスピーディーな決済など、実際の運用を意識した検証を行っており、本格的なサービス開始に向けて準備を進めている。

■ファンケル <4921>  3,715円  +210 円 (+6.0%)  本日終値
 ファンケル <4921> が大幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が22日付で同社の投資判断「オーバーウエート(強気)」を継続し、目標株価を3200円→4000円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、16年3月期からの戦略的な先行広告投資による売上拡大を評価。18年3月期以降はさらなる売上高拡大により、販管費負担低減や収益性向上という好循環期が到来すると予想し、過去最高益更新を見据えた新中計発表に期待すると報告。また、中国サプリ市場への本格参入は中長期の成長ドライバーになると指摘している。

■gumi <3903>  1,111円  +55 円 (+5.2%)  本日終値
 gumi<3903>が反発。グループ会社のエイリムは22日、スマートフォン向けRPG「ブレイブ フロンティア2(ブレフロ2)」のサービスを開始したと発表。前作の「ブレイブ フロンティア」は全世界で3300万ダウンロードを突破しており、新作への期待感が高まったようだ。また、gumiは同日、16年1月にリリースした、スマートフォン向けRPG「誰ガ為のアルケミスト」が222万ダウンロードを突破したことを明らかにしている。

■ヤマシンフィルタ <6240>  1,366円  +55 円 (+4.2%)  本日終値
 ヤマシンフィルタ<6240>が大幅反発。きょう付の日本経済新聞で「2018年3月期の連結営業利益は、前期の2.3倍の22億円程度になりそうだ」と報じられており、会社側の従来予想である17億5000万円を上回るとの観測が好材料視されたようだ。記事によると、インフラ投資を拡大している中国で建設機械の稼働時間が長くなり、フィルター補給品が好調だという。また、補給品だけではなく顧客企業の新車向けも伸びているとしている。

■オークネット <3964>  1,450円  +51 円 (+3.7%)  本日終値
 オークネット <3964> が5日続伸。資産運用世界大手、米フィデリティ傘下のFMRが22日付で財務省に変更報告書(5%ルール報告書)を提出した。報告書によると、FMRの同社株保有比率は5.25%→7.70%に増加した。これを受けて、需給思惑などから買いが先行しているようだ。

■オイシックスドット大地 <3182>  3,830円  +130 円 (+3.5%)  本日終値
 22日、オイシックスドット大地 <3182> [東証M]が3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■TDK <6762>  9,650円  +300 円 (+3.2%)  本日終値
 TDK<6762>が反発。きょう付の日本経済新聞で「電気自動車(EV)向けの無線給電システムを自動車メーカーと共同開発する。2021年の実用化を目指す」と報じられており、これを好材料視した買いが入った。記事によると、TDKが開発する無線給電システムは磁気を使って路上に設置した送電コイルから車体の受電コイルに電力を伝送するという。米ワイトリシティ社の基礎技術を基に、TDKが培ってきた電磁ノイズを除去する独自技術などを活用して開発するとしている。

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