【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ノーリツ鋼機、TOWA、新日本電工
ノーリツ鋼機 <日足> 「株探」多機能チャートより
ノーリツ鋼機<7744>が急反落。8日の取引終了後に発表した第3四半期累計(17年4~12月)連結決算は、売上高414億8900万円(前年同期比11.1%増)、営業利益42億3700万円(同28.3%増)、純利益30億500万円(同2.2倍)と大幅増益となったが、期待されていた18年3月期業績予想の上方修正がなかったことから、失望感が強まったようだ。第3四半期累計期間では、ものづくり事業で子会社テイボーのペン先部材が国内外で堅調となったほか、ヘルスケア事業でレセプト・データの分析・調査や遠隔医療支援サービスが順調に推移した。また、16年6月にグループへ加わったユニケソフトウェアリサーチがフル寄与し、第1四半期にグループに加わったジーンテクノサイエンスのバイオ医薬品の効果で創薬事業の採算が改善したことなども貢献した。なお、18年3月期通期業績予想は、売上高560億円(前期比11.8%増)、営業利益54億円(同16.6%増)、純利益32億円(同25.7%増)の従来見通しを据え置いている。
■TOWA <6315> 1,598円 -351 円 (-18.0%) 一時ストップ安 本日終値 東証1部 下落率3位
8日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が10%減益で着地・10-12月期も53%減益」が嫌気された。
TOWA <6315> が2月8日大引け後(15:30)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比10.5%減の31.9億円に減り、通期計画の45.2億円に対する進捗率は70.6%にとどまり、5年平均の108.6%も下回った。
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■新日本電工 <5563> 402円 -80 円 (-16.6%) ストップ安 本日終値 東証1部 下落率4位
新日本電工 <5563> が2月8日大引け後(15:00)に決算を発表。17年12月期の連結経常利益は前の期比5.7倍の92.3億円に拡大したが、18年12月期は前期比56.7%減の40億円に大きく落ち込む見通しとなった。同時に、前期の年間配当を10円→13円(前の期は5円)に増額し、今期は前期比3円減の10円に減配する方針とした。
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■ファンコミ <2461> 700円 -117 円 (-14.3%) 本日終値 東証1部 下落率6位
ファンコミュニケーションズ <2461> が2月8日大引け後(15:00)に決算を発表。17年12月期の連結経常利益は前の期比1.7%減の57.9億円になり、18年12月期も前期比13.3%減の50.2億円に減る見通しとなった。3期連続減益になる。
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■有沢製作所 <5208> 935円 -128 円 (-12.0%) 本日終値 東証1部 下落率10位
有沢製作所 <5208> が2月8日大引け後(16:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比58.6%増の31.9億円に拡大し、通期計画の41億円に対する進捗率は77.9%となり、5年平均の76.7%とほぼ同水準だった。
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■TBSHD <9401> 2,319円 -303 円 (-11.6%) 本日終値
TBSホールディングス<9401>が急反落。8日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を3610億円から3600億円(前期比1.3%増)へ、営業利益を220億円から190億円(同4.4%減)へ、純利益を186億円から180億円(同11.5%増)へ下方修正したことが嫌気された。テレビのスポット収入が第3四半期に入り伸び悩み、この傾向が年度いっぱい続く見通しであることに加えて、視聴率獲得のための番組強化などの支出増が見込まれることが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(17年4~12月)決算は、売上高2717億6400万円(前年同期比2.8%増)、営業利益185億9300万円(同10.1%増)、純利益179億300万円(同23.1%増)だった。また、2月28日付で1572万5131株(消却前発行済み株数の8.25%)の自社株を消却するとあわせて発表した。消却後の発行済み株数は1億7470万9837株となっている。
■カドカワ <9468> 1,175円 -150 円 (-11.3%) 本日終値
カドカワ <9468> が2月8日大引け後(15:30)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比54.3%減の34.5億円に大きく落ち込み、通期計画の62億円に対する進捗率は55.7%にとどまり、さらに前年同期の102.1%も下回った。
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■SRAホールディングス <3817> 3,320円 -360 円 (-9.8%) 本日終値
SRAホールディングス <3817> が2月8日大引け後(16:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比10.6%減の27.7億円に減り、通期計画の41.5億円に対する進捗率は66.7%にとどまったものの、5年平均の64.2%を上回った。
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■長谷川香料 <4958> 1,950円 -206 円 (-9.6%) 本日終値
長谷川香料 <4958> が2月8日大引け後(15:00)に決算を発表。18年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比35.0%減の10.7億円に落ち込み、通期計画の62.1億円に対する進捗率は17.4%となり、5年平均の21.3%とほぼ同水準だった。
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■ディー・エヌ・エー <2432> 1,996円 -199 円 (-9.1%) 本日終値
8日に決算を発表。「非開示だった今期最終は23%減益、未定だった配当は32円実施」が嫌気された。
ディー・エヌ・エー <2432> が2月8日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比20.9%減の227億円に減った。同時に、従来未定としていた期末一括配当は32円(前期は32円)実施する方針とした。
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■ヨータイ <5357> 706円 +100 円 (+16.5%) ストップ高 本日終値
8日、ヨータイ <5357> が18年3月期の連結経常利益を従来予想の14億円→33億円に2.4倍上方修正。従来の30.5%減益予想から一転して63.9%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。世界景気の回復を追い風に、鉄鋼や非鉄、電子部品向け耐火物の受注が想定以上に伸びる。中国の環境規制強化などで高騰する原料コストを吸収し、大幅増益に転じる。前日終値ベースの予想PERが14.0倍→5.5倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。
●ストップ高銘柄
理研グリーン <9992> 522円 +80 円 (+18.1%) ストップ高 本日終値
シイエム・シイ <2185> 7,370円 +1,000 円 (+15.7%) ストップ高 本日終値
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
新日本電工 <5563> 402円 -80 円 (-16.6%) ストップ安 本日終値 東証1部 下落率4位
以上、1銘柄
株探ニュース