【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):武蔵精密、テルモ、ニコン
武蔵精密 <日足> 「株探」多機能チャートより
武蔵精密工業 <7220> が続急伸。8日に発表した18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比80.6%増の104億円に拡大して着地したことが買い材料視された。アジアを中心に自動車部品の販売が好調だったほか、昨年買収した独ハイ社の業績貢献などが寄与した。円安による為替差損益の好転も大幅増益の要因となった。併せて、通期の同利益を従来予想の130億円→145億円に11.5%上方修正。増益率が25.9%増→40.5%増に拡大する見通しとなった。
■ブロードリーフ <3673> 1,123円 +77 円 (+7.4%) 本日終値
ブロードリーフ <3673> が2月8日大引け後(15:00)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。17年12月期の連結税引き前利益を従来予想の20.5億円→29.8億円(前の期は29.2億円)に45.4%上方修正し、一転して2.0%増益見通しとなった。
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■富士製薬工業 <4554> 4,180円 +285 円 (+7.3%) 本日終値
富士製薬工業 <4554> が2月8日大引け後(16:30)に決算を発表。18年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比19.9%増の18.2億円に伸び、10-3月期(上期)計画の25.8億円に対する進捗率は70.7%に達し、5年平均の55.6%も上回った。
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■KNTCT <9726> 1,778円 +108 円 (+6.5%) 本日終値
KNT-CTホールディングス <9726> が2月8日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比32.4%増の43.6億円に拡大し、通期計画の36億円に対する進捗率が121.3%とすでに上回り、さらに前年同期の108.2%も超えた。
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■ヨシックス <3221> 3,660円 +210 円 (+6.1%) 本日終値
ヨシックス<3221>が急伸。8日の取引終了後、18年3月期の単独業績予想について、売上高を149億7500万円から152億5600万円(前期比20.0%増)へ、営業利益を14億3800万円から15億2400万円(同33.0%増)へ、純利益を10億6400万円から11億1000万円(同27.5%増)へ上方修正したことが好感された。既存店売上高が好調に推移していることに加えて、「や台ずし」を中心とした42店舗の新規出店も寄与した。なお、同時に発表した第3四半期累計(17年4~12月)決算は、売上高115億9100万円(前年同期比22.9%増)、営業利益12億3300万円(同40.5%増)、純利益8億8300万円(同32.0%増)だった。
■千趣会 <8165> 626円 +34 円 (+5.7%) 本日終値
千趣会 <8165> が2月8日大引け後(15:30)に決算を発表。17年12月期の連結最終損益は110億円の赤字(前の期は14.2億円の黒字)に転落したが、18年12月期は14億円の黒字にV字回復する見通しとなった。
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■スシローGH <3563> 4,495円 +220 円 (+5.2%) 本日終値
スシローグローバルホールディングス <3563> が2月8日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年9月期第1四半期(10-12月)の連結税引き前利益は前年同期比31.3%増の27.7億円に拡大し、通期計画の95.9億円に対する進捗率は28.9%に達し、さらに前年同期の23.5%も上回った。
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■テルモ <4543> 5,300円 +190 円 (+3.7%) 本日終値
テルモ<4543>が全般安のなか続伸。8日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を5750億円から5880億円(前期比14.4%増)へ、営業利益を820億円から920億円(同20.1%増)へ、純利益を530億円から760億円(同40.2%増)へ上方修正しており、最終利益が減益予想から一転して増益予想となることが好感された。足もとで、アクセスデバイスや血管内診断デバイスを中心に心臓血管カンパニーのカテーテル事業が好調に推移。また、ホスピタルカンパニーで輸液ラインが好調に推移し、ポンプが回復したことなどを受けて第3四半期累計(17年4~12月)業績が堅調だったことが要因という。また、為替相場が想定より円安で推移したことも貢献する。なお、同時に発表した第3四半期累計決算は、売上高4369億5500万円(前年同期比16.7%増)、営業利益723億7400万円(同22.9%増)、純利益634億8500万円(同99.5%増)だった。
■ニコン <7731> 2,077円 +60 円 (+3.0%) 本日終値
ニコン<7731>が3日続伸。8日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を7100億円から7200億円(前期比3.9%減)へ、営業利益を450億円から530億円(同68.5倍)へ上方修正し、期末配当予想を17円(前年同期4円)にすると発表したことが好感された。デジタルカメラが新商品の投入効果などで想定以上に好調なほか、為替レートが円安で推移していることが寄与する。また、FPD露光装置分野および半導体露光装置分野が原価低減とサービス収益の改善で増益を見込んでいることも貢献するという。なお、純利益は300億円(同7.6倍)で据え置いている。なお、年間配当は31円(前期16円)となる予定だ。同時に発表した第3四半期累計(17年4~12月)決算は、売上高5252億6200万円(前年同期比7.2%減)、営業利益414億9100万円(同2.2倍)、純利益223億900万円(同56.7%増)だった。
■UTグループ <2146> 3,230円 +50 円 (+1.6%) 本日終値
8日、UTグループ <2146> [JQ]が18年3月期の連結経常利益を従来予想の41億円→49億円に19.5%上方修正。増益率が22.7%増→46.7%増に拡大し、従来の10期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。人手不足が長期化するなか、活況な半導体・電子部品分野や単価の高い完成車メーカーへの人材派遣が伸びる。同時に発表した4-12月期の同利益は前年同期比43.8%増の35.2億円に拡大して着地した。
株探ニュース