【市況】東京株式(前引け)=反発、米株高と円高一服を足場に切り返し急
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は、前日の米株高で国内外機関投資家のリスク許容度が高まったほか、為替の円高一服が主力株中心に追い風となり急反騰に転じた。日経平均は前日までの6日間で1000円を超える下げをみせていたことで、出遅れていた向きの押し目買いが活発化した。大手銀行株が上昇したほか石油や非鉄株に買いが集まり全体戻り相場を後押しした。値上がり銘柄数は1700を超え、東証1部全体の84%に当たる銘柄が上昇した。
個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが大きく買われ、富士フイルムホールディングス<4901>も急伸。ファナック<6954>、キーエンス<6861>も買われた。東邦チタニウム<5727>、トーカロ<3433>が大幅高、黒崎播磨<5352>ストップ高となった。東京特殊電線<5807>も一時値幅制限いっぱいに買われた。半面、富士通<6702>が軟調、日東電工<6988>も安い。スクロール<8005>が値下がり率トップに売られ、セイコーエプソン<6724>も大きく売り込まれた。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)