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【市況】前場に注目すべき3つのポイント~米AMD決算がハイテク株への支援材料に

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:米AMD決算がハイテク株への支援材料に
■前場の注目材料:フジクラ、電力、需要家同士で売買、新サービス会社設立


■米AMD決算がハイテク株への支援材料に

1日の日本株市場は反発が見込まれる。1月31日の米国市場では、1月ADP雇用統計が予想を大幅に上振れたほか、主要企業決算も好感され、NYダウ、ナスダックともに上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比170円高の23260円だった。円相場は1ドル109円20銭台と前日からはやや円安に振れている。この流れを引き継ぐ格好から、自律反発狙いの買いが意識される。

昨日の日経平均は中長期の支持線として意識される13週線までの調整をみせている。結果的には年初の急伸部分を帳消しにしてしまっているが、調整一巡感は意識されやすいところ。米連邦公開市場委員会(FOMC)を見極めたいとのムードから商いは膨らみそうにないが、日経平均は直近で1000円下げており、押し目買いも入りやすいだろう。

また、決算発表が本格化しているため機関投資家は動けないが、昨日引け間際に大きく売られた富士フイルム<4901>は、ADR市場で5%近く上昇しており、安心感につながりそうである。また、米国では半導体のAMDが決算評価から出来高を伴っての上昇となっており、ハイテク株への支援材料になる。とはいえ、決算を手掛かりとした日替わり物色であり、明確な底入れには見極めが必要だろう。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■前場の注目材料

・米インフラ投資に1.5兆ドル
・米1月ADP雇用統計+23.4万人(予想+18.5万人)
・NYダウは上昇(26149.39、+72.50)
・ナスダックは上昇(7411.48、+9.00)
・SOX指数は上昇(1361.50、+11.06)
・シカゴ日経225先物(23260、+170)
・NY原油は上昇、(64.73、+0.23)
・日銀、大規模な金融緩和を維持
・働き方改革など政策関連への物色
・個人投資家の物色意欲の強さ
・好業績銘柄への資金シフト


・フジクラ<5803>、電力、需要家同士で売買、新サービス会社設立
・LINE<3938>、格安スマホ子会社、ソフトバンクと資本提携


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・特になし


<海外>
・10:45  中・財新製造業PMI(1月)  51.5  51.5

《HT》

 提供:フィスコ

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