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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 Tホライゾン、任天堂、スパークス (31日大引け後 発表分)

Tホライゾン <日足> 「株探」多機能チャートより

 1月31日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 Tホライゾン <6629> [JQ]  ★今期経常を57%上方修正、配当も2円増額
 ◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の7億円→11億円に57.1%上方修正。増益率が88.2%増→3.0倍に拡大する見通しとなった。旺盛な工場省力化ニーズを背景に、利益率の高いFA関連機器の販売が伸び、採算が想定より上向くことが寄与。円安による為替差益の発生も利益を押し上げる。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の2円→4円(前期は2円)に大幅増額修正した。予想PERが24.9倍→12.4倍に急低下し、割安感が強まった。

 アイスタディ <2345> [東証2]  ★今期経常は3.9倍増で10期ぶり最高益、2円増配へ
 ◆18年12月期の同利益は前期比3.9倍の1億5000万円に急拡大し、10期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。法人向け動画配信サービス「Qumu」の受注増加や学習管理システムの大型案件獲得に加え、研修サービス事業の好調継続も寄与し、39.5%の大幅増収を見込む。
  業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比2円増の7円に増配する方針とした。

 イマジニア <4644> [JQ]  ★今期経常を一転7%増益に上方修正、配当も3円増額
 ◆18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比90.0%増の7.3億円に拡大して着地。中国を中心とした海外へのアニメ・ドラマ配信やゲームコンテンツの売上が増加し、22.0%の大幅増収を達成。併せて、通期の同利益を従来予想の5.6億円→8.6億円に53.6%上方修正。従来の30.4%減益予想から一転して6.9%増益見通しとなった。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の22円→25円(前期は22円)に増額修正した。

 COTA <4923>   ★今期経常を一転3%増益・最高益に上方修正、株式分割も発表
 ◆18年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の11.7億円→12.7億円に8.8%上方修正。従来の5.0%減益予想から一転して3.3%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。利益率の高いトイレタリーの販売が増加し、採算が改善することが寄与。原価低減に加え、販管費が想定を下回ることも上振れに貢献する。
  同時に、3月31日現在の株主を対象に1→1.1の株式分割を実施すると発表。株式流動性の向上を好感する買いが期待される。

 東特線 <5807>   ★今期経常を21%上方修正、配当も20円増額
 ◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の20.9億円→25.3億円に21.1%上方修正。増益率が横ばい→21.1%増に拡大する見通しとなった。国内で電源機器向け絶縁電線やスマートフォン向けカメラ手振れ補正用ワイヤーなどの受注が伸びることが寄与。中国子会社の業績好調も上振れに貢献する。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の40円→60円(前期は40円)に大幅増額修正した。予想PERが14.9倍→11.7倍に低下し、割安感が強まった。

 任天堂 <7974>   ★今期経常を40%上方修正、配当も140円増額
 ◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の1250億円→1750億円に40.0%上方修正。増益率が2.5倍→3.5倍に拡大する見通しとなった。新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の本体やソフトの販売が想定より伸びることが寄与。円安による為替差益の増加なども利益を押し上げる。なお、前提為替レートはユーロ円を1ユーロ=125円→130円に見直し、ドル円は1ドル=105円を据え置いた。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の360円→500円(前期は430円)に大幅増額修正した。

 新光商事 <8141>   ★今期経常を17%上方修正、配当も10円増額
 ◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の30億円→35億円に16.7%上方修正。増益率が40.3%増→63.6%増に拡大する見通しとなった。産業用ロボットや半導体製造装置向け電子部品の好調に加え、娯楽機器向けも顧客の新機種投入効果で販売が想定以上に伸びることが寄与。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の40円→50円(前期は40円)に増額修正した。

 スパークス <8739> [JQ]  ★4-12月期(3Q累計)経常は2.2倍増益、配当は3円増配
 ◆18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の50.6億円に急拡大して着地。国内株式市場の上昇を背景にファンド運用資産残高が拡大し、残高報酬が伸びたことが寄与。運用も好調で成功報酬が急増したことも収益を押し上げた。
  業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は7円(前期は4円)実施する方針とした。

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