市場ニュース

戻る
 

【市況】東京株式(前引け)=小幅続落、米株高も円高進行を嫌気して売り優勢

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 12日前引けの日経平均株価は前日比12円97銭安の2万3697円46銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は8億9961万株、売買代金概算は1兆6630億2000万円。値上がり銘柄数は714、対して値下がり銘柄数は1253、変わらずは96銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、外国為替市場で1ドル=111円10銭近辺に円高が進行したことを背景に売りに押される展開となった。前日の米国株市場ではNYダウが200ドルを超える上昇をみせた。リスクを取る動きが期待されたが、日経平均は年初からの急騰で利益確定売り圧力が依然として強い。一部の値がさ株の上昇が日経平均に浮揚効果を与え、下げ幅は限定的なものにとどまったが、値下がり銘柄数は1200を超えた。週末で全般買い手控えムードは拭えないものの、前場の売買代金はオプションSQに絡み1兆6600億円台まで膨らんでいる。

 個別ではファーストリテイリング<9983>が大幅高となり日経平均に大きく寄与、ファナック<6954>も高い。安川電機<6506>、SMC<6273>なども上昇した。大阪有機化学工業<4187>がストップ高に買われ、アルテック<9972>、トランザクション<7818>も値を飛ばした。松屋<8237>、ソースネクスト<4344>なども大幅高。半面、ソフトバンクグループ<9984>、ソニー<6758>が軟調。コスモス薬品<3349>が急落した。セブン&アイ・ホールディングス<3382>も売られた。ジンズ<3046>、技研製作所<6289>なども大幅安となった。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

株探からのお知らせ

    日経平均