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【特集】フリービット Research Memo(4):18年4月期第2四半期は増収減益。計画どおりヘルステック事業に先行投資

フリービット <日足> 「株探」多機能チャートより

■業績動向

1. 2018年4月期第2四半期の業績概要
フリービット<3843>の2018年4月期第2四半期の業績は、売上高が前年同期比3.8%増の19,407百万円、営業利益が同62.2%減の422百万円、経常損失が3百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失が806百万円となり、増収の半面、各利益は減益となった。

前年同期比で3.8%の増収となったのは、ブロードバンド事業がマンションインターネットの導入増加により成長したこととアドテクノロジー事業においてアドテクノロジー関連サービスやアフィリエイトサービスの事業規模が拡大したことが主要因である。売上総利益が同11.5%増と伸びたのは、先行投資が事業として顕在化しつつあることを示すものだ。販管費は事業規模拡大に伴う人件費やその他費用の増加によって同37.1%増と大きく増加した。この結果、営業利益は同62.2%の減益となった。セグメント別にはブロードバンド事業とアドテクノロジー事業で稼ぎ、ヘルステック事業と不動産テック事業に投資した構図となった。

経常利益の減益は、営業利益の減益の影響が大きく、次いでトーンモバイルの事業拡大に伴う持分法投資損失が影響した。親会社株主に帰属する四半期純利益の減益は、経常利益の減益の影響が大きかった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《MW》

 提供:フィスコ

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