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【市況】明日の株式相場見通し=急騰の反動で利益確定売り、中期的には新たな上昇相場入り有望

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(5日)の東京株式市場は、きょう日経平均株価が急騰したことの反動もあり、目先的な利益確定売りが優勢となりそうだ。さらに、6日からの3連休に加え、日本時間5日夜に米12月の雇用統計発表を控えていることもあり、ポジション調整の売りも想定される。ただ、中期的には、昨年11月以降約2カ月間続いたもちあい相場を上放れたことから、新たな上昇相場入りが有望となってきた。

 市場関係者からは「きょうは株価指数先物主導で、終日一本調子の上昇となり、日経平均株価は前年末比700円高を超える急騰をみせた。日経平均採用の225銘柄のうち222銘柄が値上がりし、寄与度の高い値がさ株が軒並み5~6%台の大幅上昇となった。年末年始の東京株式市場の休場期間に、米国や中国市場が堅調な推移となっていたことが買い手掛かり材料となった」との見方が出ていた。

 4日(大発会)の東京株式市場は、朝方から大きく買い優勢で始まり、その後も日経平均は一貫して上げ幅を拡大し、高値引けとなった。日経平均株価は、前年末比741円39銭高の2万3506円33銭と3日ぶりに急反発した。

 日程面では、12月のマネタリーベース、経済3団体の共同会見に注目。海外では、米12月の雇用統計、米11月の貿易収支、米12月のISM非製造業景況指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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