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【市況】日経平均は続落、ハイテク軟調も金融セクターが終日堅調に/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は続落。12日の米国市場ではNYダウが100ドル超の上昇となったが、ハイテク株には利益確定の流れが続いており、小幅に反発して始まったものの、その後早い段階で下げに転じている。午後には米アラバマ州の上院補欠選で民主党が勝利の見込みと伝えられると、トランプ政権の政策運営リスクへの警戒感から、一時22700円を下回る場面もみられた。

大引けの日経平均は前日比108.10円安の22758.07円となった。東証1部の売買高は19億0054万株、売買代金は2兆8772億円だった。業種別ではゴム製品、化学、金属製品、機械、パルプ紙、ガラス土石、繊維が軟調。半面、銀行が終日強含みに推移しているほか、医薬品、証券、その他金融、海運、陸運が小じっかりだった。

個別では愛眼<9854>が東証1部の値上がり率トップ。足元の好業績を評価する動きが続いており、大幅な上方修正期待からの買いが集中。ガンホー・オンライン<3765>は任天堂がスマホゲーム開発強化のため、ソフトウエア開発企業との提携拡大を模索していると報じている。協議先企業の一社に同社が含まれるとされ、思惑買いが向かった。一方で、任天堂との協業アプリ効果でゲーム事業の回復が期待されるDeNA<2432>には、ネガティブなニュースフローとされ、売り優勢と対照的な動きになっている。売買代金上位では、三菱UFJ<8306>、任天堂<7974>、トヨタ<7203>、パナソニック<6752>がしっかり。
《TM》

 提供:フィスコ

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