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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ガンホー、Jディスプレ、KLab

ガンホー <日足> 「株探」多機能チャートより
■ガンホー <3765>  315円  +24 円 (+8.3%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は急伸。米ウォール・ストリート・ジャーナルが12日、任天堂<7974>がスマホゲーム事業増強のため、ディー・エヌ・エー<2432>以外の会社とも一緒にできることがないか模索していると報じており、その一つとしてガンホーの名が挙がっていることから、思惑的な買いが入ったようだ。

■イマジカロボ <6879>  1,004円  +69 円 (+7.4%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 イマジカ・ロボット ホールディングス<6879>は大幅反発。この日、連結子会社オー・エル・エムが、マレーシアに同国初の2Dアニメーションスタジオ「OLM Asia」を設立したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。日本におけるアニメ市場は年々拡大する一方、日本のアニメ業界は深刻な人材不足の問題に直面し、今後、さらに加速が予想されることから、アジアのハブであるマレーシアに制作拠点を設立するという。OLM Asiaでは当面、デジタル作画による「動画」「仕上げ」業務を中心とし、将来的には専門性の高い高度な業務を行い、ワンストップでアニメーション制作が可能なスタジオを目指すとしている。

■アルプス技研 <4641>  4,110円  +280 円 (+7.3%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 12日、アルプス技研 <4641> が12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■ジャパンディスプレイ <6740>  237円  +12 円 (+5.3%)  本日終値
 ジャパンディスプレイ<6740>が続伸。同社は12日、仮想現実ヘッドマウントディスプレー(VR-HMD)専用の3.6型803ppi(ppiとは1インチあたりの画素数)低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレーを開発したことを明らかにした。また、同社は18年上期に1000ppiを超えるディスプレーの開発を完了する予定。2020年のサービス開始を目指している次世代通信「5G」の登場などで今後、超高精細VR専用液晶ディスプレーが搭載されたVR-HMD専用機の市場拡大が期待されている。

■コーセル <6905>  1,616円  +78 円 (+5.1%)  本日終値
 コーセル<6905>が大幅反発し、年初来高値を更新した。午前11時ごろ、18年5月期の連結業績予想について、売上高を237億円から262億円(前期比16.5%増)へ、営業利益を30億6000万円から43億2000万円(同23.8%増)へ、純利益を21億6000万円から31億2000万円(同21.9%増)へ上方修正したことが好感された。半導体製造装置や工作機械の需要拡大を背景に、引き続き受注が好調に推移していることが要因としている。また、これに伴い従来中間12円・期末11円の年23円としていた配当予想を中間16円・期末14円の年30円に引き上げるとあわせて発表しており、これも好材料視されたようだ。なお、同時に発表した第2四半期累計(5月21日~11月20日)決算は、売上高130億6100万円(前年同期比23.5%増)、営業利益24億2300万円(同62.5%増)、純利益17億7400万円(同58.8%増)だった。

■S Foods <2292>  5,230円  +230 円 (+4.6%)  本日終値
 S FOODS<2292>が大幅反発し上場来高値を更新。東海東京調査センターが12日付で、投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を5390円から6040円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、18年2月期以降においても、食肉需要の高まりと積極的な設備投資をシナリオとした取扱量増加による売上高の拡大を見込んでおり、18年2月期の売上高を3147億円(前年比11.9%増)、営業利益を123億円(同16.7%増)と、会社予想営業利益115億円を上回る水準を見込んでいる。

■寿スピリッツ <2222>  5,960円  +260 円 (+4.6%)  本日終値
 寿スピリッツ<2222>が大幅反発で年初来高値を更新。東海東京調査センターが12日付で、投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を5820円から6550円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同センターでは、フランセを吸収したことによるシュクレイの新ブランド商品展開に加えて、生産性の向上や商品供給能力の向上、首都圏エリアの継続的な成長が見込まれるとして、18年3月期業績を売上高371億円(前年比14.2%増、会社予想367億4000万円)、営業利益49億円(同28.5%増、46億7000万円)と2ケタ増収増益で会社計画を上回ると予想している。

■ラクス <3923>  2,398円  +93 円 (+4.0%)  本日終値
 ラクス<3923>は反発。12日の取引終了後に発表した11月度の月次売上高(単体)が前年同月比29.2%増の5億4500万円となり、高成長を維持したことが好感された。また、成長を牽引する「楽々清算」は同63.6%増とこちらも高い伸びを継続した。「楽々清算」のAPI連携機能の拡張により、幅広いシステムとの連携が可能となり、導入者数の拡大に向けてアライアンスの可能性が広がったとしている。

■共立メンテナンス <9616>  4,480円  +170 円 (+3.9%)  本日終値
 共立メンテナンス <9616> が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が12日付で同社の投資判断「Buy(買い)」を継続し、目標株価を4750円→5700円に引き上げたことが買い材料視された。リポートでは、ホテル事業は地方展開や和風ブランド投入で好調持続していると評価。18年3月期上期決算におけるホテル客室単価の上昇、ホテル開発やオフバランスの進捗を踏まえ、同証券の通期営業利益予想を125億円→130億円に上方修正した。また、株価は依然割安感があると指摘している。

■KLab <3656>  1,908円  +53 円 (+2.9%)  本日終値
 KLab<3656>が3日続伸。この日、12月5日にリリースされた「キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~」のグローバル版「Captain Tsubasa:Dream Team」がリリース1週間後の12日に、全世界で100万ダウンロード(DL)を突破したと発表しており、順調な滑り出しを好材料視した買いが入った。同タイトルは、世界中で愛されている「キャプテン翼」を題材にした対戦型サッカーシミュレーションゲームで、大空翼や岬太郎、日向小次郎などおなじみのキャラクターを自ら育成し、自分だけのドリームチームで、AIもしくは友だちや全世界のプレイヤーとオンラインで対戦する。グローバル版は6言語にローカライズされ、世界中のプレイヤーのために英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、繁体字中国語の言語対応を提供している。

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