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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ガンホー、Jディスプレ、三菱UFJ

三菱UFJ <日足> 「株探」多機能チャートより
■アルプス技研 <4641>  4,225円  +395 円 (+10.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 12日、アルプス技研 <4641> が12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■ガンホー <3765>  318円  +27 円 (+9.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は急騰。米ウォール・ストリート・ジャーナルが12日、任天堂<7974>がスマホゲーム事業増強のため、ディー・エヌ・エー<2432>以外の会社とも一緒にできることがないか模索していると報じており、その一つとしてガンホーの名が挙がっていることから、思惑的な買いが入っているようだ。

■共立メンテナンス <9616>  4,465円  +155 円 (+3.6%)  11:30現在
 共立メンテナンス <9616> が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が12日付で同社の投資判断「Buy(買い)」を継続し、目標株価を4750円→5700円に引き上げたことが買い材料視された。リポートでは、ホテル事業は地方展開や和風ブランド投入で好調持続していると評価。18年3月期上期決算におけるホテル客室単価の上昇、ホテル開発やオフバランスの進捗を踏まえ、同証券の通期営業利益予想を125億円→130億円に上方修正した。また、株価は依然割安感があると指摘している。

■ジャパンディスプレイ <6740>  233円  +8 円 (+3.6%)  11:30現在
 ジャパンディスプレイ<6740>が続伸している。同社は12日、仮想現実ヘッドマウントディスプレー(VR-HMD)専用の3.6型803ppi(ppiとは1インチあたりの画素数)低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレーを開発したことを明らかにした。また、同社は18年上期に1000ppiを超えるディスプレーの開発を完了する予定。2020年のサービス開始を目指している次世代通信「5G」の登場などで今後、超高精細VR専用液晶ディスプレーが搭載されたVR-HMD専用機の市場拡大が期待されている。

■三谷商事 <8066>  4,905円  +155 円 (+3.3%)  11:30現在
 12日、三谷商事 <8066> [東証2]が発行済み株式数(自社株を除く)の0.67%にあたる17万株(金額で8億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は12月13日から18年3月23日まで。

■三菱UFJ <8306>  828.1円  +15.3 円 (+1.9%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>が連日で年初来高値を更新、出遅れていたみずほフィナンシャルグループ<8411>も5日続伸と、メガバンクはいずれも買い優勢の展開となっている。ここ三菱UFJを筆頭にメガバンク各社は商いを伴い上昇基調を強めているが、これは米国株市場で大手金融株が物色人気となっていることに連動している。米国では金融規制緩和の動きや物価上昇圧力を背景とした長期金利の上昇を背景に金融セクターへの追い風が意識されており、前日はゴールドマン・サックスが3%高に買われるなど、物色人気が強まった。相対的に出遅れていたメガバンクにも国内外機関投資家の実需買いが観測されている。

■エイチ・アイ・エス <9603>  4,000円  +60 円 (+1.5%)  11:30現在
 エイチ・アイ・エス<9603>が3日ぶりに反発している。岩井コスモ証券が12日付で投資判断を「B+」から「A」とし、目標株価を3200円から4800円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。同証券では、コト消費やインバウンド旅行者数の増加を追い風に18年10月期は営業利益180億円(前期比13%増)を見込んでいることに加えて、ホテル事業など新たな収益柱が加わり、中期的に世界的な旅行会社へ変貌し始めている点に注目したいとしている。

■ラクス <3923>  2,332円  +27 円 (+1.2%)  11:30現在
 ラクス<3923>は反発している。12日の取引終了後に発表した11月度の月次売上高(単体)が前年同月比29.2%増の5億4500万円となり、高成長を維持したことが好感されている。また、成長を牽引する「楽々清算」は同63.6%増とこちらも高い伸びを継続した。「楽々清算」のAPI連携機能の拡張により、幅広いシステムとの連携が可能となり、導入者数の拡大に向けてアライアンスの可能性が広がったとしている。

■東芝 <6502>  309円  +3 円 (+1.0%)  11:30現在
 東芝<6502>が6日続伸。同社は13日、米ウエスタンデジタル(WD)社とのメモリー事業を巡る係争に関して和解するとともに協業を強化すると発表した。両社による訴訟は取り下げられる。建設中の最先端メモリー製造棟である四日市工場(三重県)への投資も共同で実施する見込みだ。この日は、東芝の経営再建に向け懸念材料視されていた米WD社との係争状態が終わったことを好感する買いが流入している。

■トヨタ自動車 <7203>  7,085円  +44 円 (+0.6%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>など自動車株に買い先行。前日の米国株市場でNYダウが100ドルを超える上昇で過去最高値を更新したほか、外国為替市場では1ドル=113円台半ばの推移と下期想定レートよりも円安で推移していることが、ポジティブ材料となっている。トヨタの通期想定レートは1ドル=111円、ホンダは1ドル=109円と実勢よりも円高設定で業績面から追い風となる。また13日付の日本経済新聞で、トヨタとホンダが電気自動車(EV)の普及に向け連携することで最終調整に入り、まず中古電池のリサイクルを検討すると報じられたことも株価の刺激材料となっている。

■SUMCO <3436>  2,768円  -108 円 (-3.8%)  11:30現在
 SUMCO<3436>が一時前日比5%を超える下げをみせたほか、東京エレクトロン<8035>、SCREENホールディングス<7735>など半導体関連株が安い。前日の米国株市場ではNYダウは連日の最高値更新と上昇基調を強めているが、ハイテク株比率の高いナスダック指数はマイナスで、インテルやザイリンクス、エヌビディアといった半導体関連株の下げが目立った。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も反落しており、東京市場でも関連銘柄の戻りは鈍くなっている。

■沢井製薬 <4555>  5,090円  -40 円 (-0.8%)  11:30現在
 沢井製薬<4555>は小幅安。この日、11月27日に発表した公募増資などの受渡日を迎えた。500万株の公募と100万株の公募による自己株処分、90万株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施し、発行・処分価格は4947円で決まった。公募に応じた投資家は利益が乗っている格好であり、この日は利益確定売りが膨らんでいる様子だ。

■ヤマトホールディングス <9064>  2,375円  -11 円 (-0.5%)  11:30現在
 ヤマトホールディングス<9064>は朝高後に値を消す展開。SMBC日興証券は12日、同社株の投資評価を「3」から「2」へ引き上げた。目標株価は1900円から2200円に見直した。「宅急便単価上昇で悲観論後退」を材料視している。17年10月以降の大口荷主らに対する運賃改定は想定以上に進捗すると予想。宅配業界におけるタイトな需給環境や同社サービスクオリティーなどに対する荷主からの認識が値上げ受け入れにつながっている、とみている。18年3月期の連結営業利益は前期比8%減の320億円(会社予想250億円)と予想。19年3月期は同525億円への大幅増益を見込んでいる。

■助川電気工業 <7711>  1,045円  +139 円 (+15.3%)  11:30現在
 助川電気工業<7711>が上昇加速、2014年12月以来3年ぶりの4ケタ大台回復を果たした。中小型株優位の地合いのなかで、同社株の時価総額は100億円以下と小型で浮動株も少なく、投資資金のターゲットとなっている。温度測定技術や、熱制御技術の研究開発メーカーとして競争力があり、半導体や有機EL関連など産業システム分野向けで需要を確保している。原発向けでも高い実績があり、先の総選挙を経た安倍1強体制のもと、原発再稼働の流れが意識され、同社のビジネスチャンスにつながるとの見方もある。

■応用技術 <4356>  757円  +100 円 (+15.2%) ストップ高   11:30現在
 応用技術 <4356> [JQ]がストップ高に買われている。13日午前、CADソフト開発企業である米オートデスク社の「Forge システムインテグレータ」認定を日本で初めて取得したと発表しており、業績への寄与に期待する買いが殺到した。今回取得した「Forge システムインテグレータ」認定は、オートデスク社のクラウドサービスを構成するさまざまなテクノロジーの開発プラットフォーム「Autodesk Forge」を使ったシステム構築力と実績が評価されたもの。今後は「Forge システムインテグレータ」としてクラウドベースによる建設業の業務プロセス効率化をサポートしていく。

●ストップ高銘柄
 バーチャレク <6193>  959円  +150 円 (+18.5%) ストップ高   11:30現在
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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