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【特集】三栄コポ Research Memo(6):2018年3月期下期は業績回復基調。

三栄コ <日足> 「株探」多機能チャートより

■今後の見通し

三栄コーポレーション<8119>の2018年3月期通期の連結業績は、売上高が前期比7.6%減の46,000百万円、営業利益が同35.3 %減の1,750百万円、経常利益が同26.1 %減の1,800百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同23.0 %減の1,100百万円と期初の計画から下方修正された。国内OEM事業は下期に回復に向かう予想だが、上期の伸び悩みが響く。期初から海外子会社の減収(前期スポット取引はげ落ち)による影響を見込んでおり、経常減益を予想する。

なお、経常利益予想の1,800百万円は、過去20年で4位であり長い歴史の中では高水準である。顧客構成では、上位5社(日本のライフスタイル専門店、欧州のメーカー、北米の量販専門店、北米の量販店、欧州の企画会社)の売上げは年ごとの変動はあるものの、2013年3月期から右肩上がりのトレンドにあり、顧客の分散化により安定感は増している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《MH》

 提供:フィスコ

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