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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):リミックス、HOYA、サイバーエージェント

リミックス <日足> 「株探」多機能チャートより
■リミックスポイント <3825>  745円  +100 円 (+15.5%) ストップ高   本日終値
 リミックスポイント<3825>がストップ高。仮想通貨ビットコインの価格急騰を受け、子会社に仮想通貨取引所を運営するビットポイントジャパンを擁している同社株が再度動意づいた。大手取引所ビットフライヤーによると、この日、ビットコイン価格は一時220万円台をつけ、初の200万円台に乗せている。リミックスポイントは仮想通貨関連株の先導し6月には1820円高値まで急伸したが、足もとでは下げ基調が続いていた。それだけに、株価は調整一巡から再度、上昇基調に転じるかが注目されている。この日は同じ仮想通貨関連株のインフォテリア<3853>やマネーパートナーズグループ<8732>も急伸した。

■HOYA <7741>  5,585円  +304 円 (+5.8%)  本日終値
 HOYA<7741>が後場急伸。午後1時30分ごろに自社株買いを発表しており、これを好感した買いが入った。上限を560万株(発行済み株数の1.46%)、または300億円としており、取得期間は12月11日から来年3月9日まで。株主還元を強化するとともに、資本効率の向上および機動的な資本政策の遂行を図るためとしており、取得した自社株は消却を予定しているという。

■サイバーエージェント <4751>  4,110円  +205 円 (+5.3%)  本日終値
 サイバーエージェント<4751>が大幅に4日続伸。ネットテレビ「AbemaTV」での展開が注目されるほか、足もとではビットコイン事業への期待も膨らんでいる。サイバーはセレス<3696>の第三者割当増資を引き受け、4.42%の株式を保有する第6位の大株主となることが発表されている。サイバーは傘下に「サイバーエージェントビットコイン」を持つほか、セレスは仮想通貨取引所「ビットバンク」を持ち分法適用関連会社としており、サイバーのセレスへの資本参加では仮想通貨分野での協業が目指されている。また、サイバーが今月開催を予定している株主総会では、仮想通貨事業を定款に加えることも提案されている。

■中村超硬 <6166>  7,040円  +320 円 (+4.8%)  本日終値
 中村超硬<6166>が大幅続伸し上場来高値を更新した。7日の取引終了後、FVC-EVO Growth Platform Fundを割当先とした第5回新株予約権について、7日の大量行使で全ての権利行使が完了したと発表しており、需給面への懸念材料が薄れたとの見方から、これを好材料視した買いが入ったようだ。前回開示後から行使された新株予約権の数は5万個で発行総数30万個に対する比率は16.7%。これにより、7日時点における未行使の新株予約権の数(株式数)は0個となり、その全ての権利行使が完了したことになる。

■スズキ <7269>  6,515円  +218 円 (+3.5%)  本日終値
 スズキ <7269> が4日続伸し、約1ヵ月ぶりに上場来高値を更新した。SMBC日興証券が7日付で同社の目標株価を5850円→6500円に引き上げたことが買い材料視されたようだ。リポートでは、主力のインド事業は市場拡大やグジャラート工場の二直化で、好調が続くと予想している。ただ、19年3月期にかけては二輪、国内などのその他事業の変化点は乏しい局面を迎えるとし、投資評価は「2(中立)」を据え置いた。

■ファーストリテイリング <9983>  44,670円  +1,400 円 (+3.2%)  本日終値
 ファーストリテイリング<9983>が前日に続き、きょうも1000円を超える上昇と上値指向を強めている。全体相場はSQ通過後に上げ足を加速、「きょうの寄り付きは売り仕掛け的な動きが観測されたが、日経平均の下値は堅く、その反動で(株価は)上に振れた」(国内ネット証券)と指摘されている。そのなかインデックス売買を通じて日経平均寄与度の高い値がさ株への買いが目立つ。一方市場では、内需株にリターンリバーサル狙いの買いが観測されるなか、「好業績ながら軽視されていた小売関連株に見直し買いの動き」が指摘され、18年8月期も2ケタ営業増益を見込む同社株には機関投資家の実需買いも入っているもよう。

■EPSホールディングス <4282>  2,497円  +78 円 (+3.2%)  本日終値
 EPSホールディングス<4282>が続伸し上場来高値を更新。東海東京調査センターが7日付で、投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を2750円から2870円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。会社側は18年9月期の業績について、営業利益を前年比9.8%減の68億5000万円と計画しているが、同センターでは高水準の受注残に加えて、治験の受注環境が引き続き良好と判断し、9.3%増益になると予想。また、医薬品メーカーのアウトソーシング意欲の高まりなどを背景として、治験ビジネスの事業環境が中長期的にも良好と判断しているという。

■ヨコレイ <2874>  1,190円  +37 円 (+3.2%)  本日終値
 ヨコレイ<2874>が新高値。時価は1998年4月以来19年8カ月ぶりの高値圏にある。11月29日に上放れて以降、一気の上値追いで水準を切り上げてきた。信用取組は買い残が枯れ切った状態で信用倍率は0.2倍台、日証金では逆日歩のついた状態にあり、需給関係の良さが特長となっている。買収したノルウェーのサーモン養殖子会社が大きく連結業績に貢献、「18年9月期の食品販売部門の営業利益は前期比9割増と飛躍的に伸びる見通し」(国内証券アナリスト)にある。これをバネに18年9月期営業利益は前期比35%増の70億円を予想、株主還元にも前向きで前期実績に3円増配の年23円を計画する。PBR1倍割れの時価は水準訂正余地が意識されている。

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