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【市況】明日の株式相場見通し=自律反発期待の押し目買い優勢、内需株物色は継続

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(6日)の東京株式市場は、週初からの2日続落の後を受けて、自律反発期待の押し目買いが優勢となりそうだ。日経平均株価は、売り買いが拮抗するなかで、強含みの推移が想定される。半導体関連など値がさハイテク銘柄への売りが縮小傾向となれば、全般下げ止まりの機運も浮上する。

 市場関係者からは「きょうは、日経225種採用値がさハイテク株の東京エレクトロン<8035>、ファナック<6954>、日東電工<6988>、信越化学工業<4063>、京セラ<6971>の5銘柄で日経平均を86円分押し下げた。東証株価指数(TOPIX)は、前日比4.10ポイント高の1790.97と反発し、東証業種別指数では33業種の3分の2に当たる22業種が前日比プラスで引け、海運、鉄鋼、陸運、建設などの内需系銘柄に物色の矛先が向いている」との見方が出ていた。

 5日の東京株式市場は、主力株に売りが出て日経平均株価は続落。ただ、電機セクターの下げが目立つほかは買い気が強く、売り一巡後は戻り足をみせた。日経平均株価終値は、前日比84円78銭安の2万2622円38銭と続落した。

 日程面では、4日時点の給油所の石油製品価格、11月の車名別新車販売台数、11月の輸入車販売台数に注目。海外では11月のADP全米雇用リポートが焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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