市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):マイネット、アジアパイル、AMI

マイネット <日足> 「株探」多機能チャートより
■マイネット <3928>  1,950円  +276 円 (+16.5%)  本日終値
 24日、東証がマイネット <3928> [東証M]を12月1日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■スパンクリト <5277>  568円  +80 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値
 スパンクリートコーポレーション<5277>がストップ高。同社は建築用の床材や壁材の穴あきPC板製造でトッシェアを誇る。24日取引終了後に、建設業法上の経営業務管理責任者の欠員に伴い一時的に失効していた建設業法の許可を再取得したことを発表、同社製品の販売拡大につながるポジティブ材料として投機資金の攻勢につながった。株価指標面でもPBR0.6倍台は極めて割安感が強い。

■アジアパイル <5288>  761円  +100 円 (+15.1%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 アジアパイルホールディングス<5288>がストップ高。高強度のコンクリートパイルなど基礎工事用の杭を製造する。ベトナムなど海外で受注が高水準で収益を押し上げており、18年3月期営業利益は前期比18%増益を見込む。きょうの急騰について市場では「今のマーケットは短期で値動きの大きい銘柄が好まれやすく、個人投資家の潤沢な待機資金が出遅れ感のある中小型株物色に目を光らせている。そのなか同社株は直近、国内証券が株価のターゲットプライス(フェアバリュー)を引き上げたもようで、資金流入の手掛かりとなった」(準大手証券ストラテジスト)と指摘されている。

■TAC <4319>  341円  +37 円 (+12.2%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 TAC<4319>が急騰、8月24日につけた年初来高値322円を払拭し3カ月ぶりに新高値圏に躍り出た。同社は首都圏を中心に「資格の学校」を展開、会計や法律をはじめ幅広い分野の資格を取得するためのサービスを提供しており、「働き方改革」や「人づくり革命」を掲げる安倍政権の国策に乗る銘柄として注目度を高めている。特に、12月上旬にも安倍首相から具体的な経済政策の内容が開示される可能性があり、関連銘柄へのインパクトが意識されている。低位株の循環物色の流れが強まるなか、同社は株価が300円台と値ごろ感があって流動性にも富んでいることから投資資金のターゲットとなりやすい。

■アドバンスト・メディア <3773>  1,414円  +134 円 (+10.5%)  本日終値
 アドバンスト・メディア<3773>は大幅反発で年初来高値を更新。この日、11月29日に音声認識新製品の記者発表会を開催すると発表しており、新製品への期待から買いが入ったようだ。新製品は、ビジネス用途特化することで業務の効率化を図ったもので、新製品のほか、鈴木清幸会長兼社長による事業戦略の発表や音声認識のデモンストレーションなども行われる予定だという。

■窪田製薬HD <4596>  580円  +49 円 (+9.2%)  本日終値
 窪田製薬ホールディングス<4596>が高い。同社は27日、子会社のアキュセラ・インク(米国)が実施中である、増殖糖尿病網膜症の治療における「エミクススタト塩酸塩」の効果を評価するための臨床第2相試験において、最終被験者の最後の来院(LPLV)を完了したと発表した。これを受け、この日の株価には買いが先行した。

■アスラポート <3069>  447円  +31 円 (+7.5%)  本日終値
 アスラポート・ダイニング<3069>が急伸。同社はきょう正午に、21年3月期を最終年度とする新中期経営計画を公表。最終年度の連結営業利益目標を24億円(18年3月期予想は12億円)としていることが買い手掛かりとなったようだ。21年3月期の連結売上高目標は650億円(同400億円)。販売事業では高い成長性と収益性を兼ね備えたブランド・ポートフォリオの戦略的構築や新規業態の参入と拡充など、流通事業ではバーチャルレストラン業態とデリバリー業態への新規参入や海外事業部門の拡充などを掲げている。

■三光合成 <7888>  604円  +29 円 (+5.0%)  本日終値
 三光合成<7888>が大幅高で5連騰、5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現するなど上値指向を鮮明としている。同社は自動車向けや情報通信機器向けを主力とする樹脂製精密部品メーカーで、炭素繊維の強度を生かす成形技術など高度な技術力に定評がある。中国でのビジネス展開に積極的で、外資受け入れに前向きな習近平1強体制のもと現地での活躍に期待がかかる。中国に設立した自動車部品製造子会社は2019年稼働の見通しで中期的な業容拡大への思惑が膨らんでいる。

■アゼアス <3161>  663円  +30 円 (+4.7%)  本日終値
 24日、アゼアス <3161> [東証2]が18年4月期上期(5-10月)の連結経常利益を従来予想の3000万円→9300万円に3.1倍上方修正。従来の23.1%減益予想から一転して2.4倍増益見通しとなったことが買い材料視された。主力の防護服やアパレル資材の販売が堅調だったほか、中国子会社の業績が回復したことが寄与。業務効率化が進み、採算が改善したことも利益を大きく押し上げた。なお、通期の経常利益は従来予想の2億1200万円(前期は1億7900万円)を据え置いた。

●ストップ高銘柄
 フジタコーポレーション <3370>  1,341円  +300 円 (+28.8%) ストップ高   本日終値
 サインポスト <3996>  13,550円  +3,000 円 (+28.4%) ストップ高   本日終値
 ニッセイ <6271>  1,544円  +300 円 (+24.1%) ストップ高   本日終値
 Sシャワー <4838>  863円  +150 円 (+21.0%) ストップ高   本日終値
 大阪油化工業 <4124>  6,210円  +1,000 円 (+19.2%) ストップ高   本日終値
 など、16銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均