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【市況】24日の香港市場概況:ハンセン0.5%高と反発、本土系金融セクターしっかり

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

24日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数は前日比158.38ポイント(0.53%)高の29866.32ポイント、本土企業株で構成されるH株指数は171.13ポイント(1.46%)高の11908.19ポイントとそろって反発した。売買代金は1046億3300万香港ドルに縮小している(23日は1358億9100万香港ドル)。

相場の先高観が依然として強まっている。ブローカー各社は相次いで、香港株マーケットに強気スタンスを示した。本土株市場が安く始まったことはマイナス材料となるものの、相場の先行きが楽観されるなか、押し目買いが優勢となっている。

ハンセン指数の構成銘柄では、本土系の金融株がしっかり。中国平安保険(2318/HK)が3.5%高、中国建設銀行(939/HK)が1.6%高で引けた。香港系の不動産株も上げが目立っている。

中国空運セクターも高い。大手エアラインの中国東方航空(670/HK)が3.6%、中国南方航空(1055/HK)が2.8%、航空情報システム大手の中国民航信息網絡(トラベルスカイ・テクノロジー:696/HK)が2.7%ずつ値を上げた。業界の成長期待が高まっている。航空業界は6年間にわたる低迷期から脱出したとの声がきかれるなか、「中国全体の民間航空機数は、20年後の2036年に7079機まで膨らむ見通し」との予測も伝えられた。

本土マーケットは反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.06%高の3353.82ポイントで取引を終えた。鉄鋼や非鉄の素材株が高い。石油や石炭のエネルギー株、不動産株、バイオ医薬関連株、発電設備株なども買われている。空運株も上げが目立った。

【亜州IR】

《CS》

 提供:フィスコ

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