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【材料】TOKAIホールディングス---4社共同で設備管理IoTプラットフォームの実証実験を開始

TOKAI <日足> 「株探」多機能チャートより

TOKAIホールディングス<3167>は、LPガスを中心としたエネルギー・住生活関連事業、情報通信事業などを展開。静岡県地盤。電力小売で東京電力と提携。液化石油ガス事業は需要家件数が増加。顧客獲得・切替防止策などが奏功。18.3期2Qは増収。

同社は16日、100%子会社であるTOKAIコミュニケーションズ(以下 TOKAI COM)が、自社データセンターにて、データセンター設備の省エネ化と設備管理の効率化を目指す、IoT*1プラットフォームを活用した設備管理システムの実証実験を開始したと発表。日本サイトラインシステムズ、NTTファシリティーズ、たけびしと共同で行う。

今回の実証実験では、同社データセンターの各設備からサーバ使用電力量、空調使用電力量、気温、湿度、ドア開閉イベント、気象データなどのデータを収集・蓄積し、稼働状況の見える化を図る。また、相関分析や未来予測を行うことで運用業務の効率化を図っていく。
TOKAI COM が運用するデータセンターは、2016 年に東京都のクラウド化支援事業で活用される「環境配慮型データセンター」*2に認定され、効率的で省エネ対策・運用管理に優れたデータセンターとしての評価を受けている。

今回の実証実験を通してさらなる効率的なデータセンター運用方法の確立を目指し、地球環境保全に貢献するとともに、顧客の省エネ対策推進にも取り組んでいく考え。

*1:「Internet of Things」の略で、センサーやデバイスといった「モノ」がインターネットを通じてクラウドやサーバに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組みのこと。
*2:東京都環境局による環境影響を少なくすることに努力しているデータセンターを認定・公表する制度。制度及び認定の有効期限は2017年3月31日で終了している。

《MW》

 提供:フィスコ

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