【特集】「全固体電池」関連に熱視線、トヨタが実用化に向け積極展開で思惑膨らむ<注目テーマ>
トヨタ <日足> 「株探」多機能チャートより
1 全固体電池
2 人工知能
3 半導体製造装置
4 電気自動車関連
5 リチウムイオン電池
6 AIスピーカー
7 量子コンピューター
8 ICタグ
9 防衛
10 仮想通貨
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「全固体電池」がランキング1位となっている。
全固体電池は、既存のリチウムイオン電池では液体である電解質(電解液)を固体材料にして、正極と負極を含めた部材すべてを固体で構成する電池のこと。可燃性の高い液体電解質ではなく固体材料を使用することにより、発火や液漏れを防ぐメリットがある。また、電気自動車(EV)に搭載した場合、航続距離の大幅な延長やフル充電時間の大幅な短縮が見込まれ、ポスト・リチウムイオン電池を担う有力な2次電池として注目されている。
直近ではトヨタ自動車<7203>が2020年代前半の実用化を目指す方針を明らかにしており、200人を超える技術者が開発に取り組んでいる状況。これまで量産車での実用化は困難が伴うとの見方が強かったが、本腰を入れたトヨタの動きは要注目となる。EVの動力源となる2次電池として将来的にはリチウム電池に取って代わる可能性もあるだけに、今後、市場でも物色テーマとして脚光を浴びそうだ。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
最終更新日:2017年11月14日 12時20分