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2017年11月14日05時20分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

アルファP <日足> 「株探」多機能チャートより

■ムトー精工 <7927>  1,510円 (+300円、+24.8%) ストップ高

 ムトー精工 <7927> [JQ] が続急騰でストップ高。10日に決算を発表。18年3月期上期(4-9月)の連結経常損益が9.4億円の黒字(前年同期は0.2億円の赤字)に浮上し、従来予想の4億円の黒字を上回って着地したことが買い材料視された。エアコンパネル、ステアリングスイッチといった自動車向けプラスチック成形部品や、スマートフォン新型モデル向けをはじめとした電子ペンの販売が大きく伸びたことが寄与。ベトナムなど海外子会社の業績好調も収益拡大に貢献した。併せて、通期の同利益を従来予想の7.5億円→12億円に60.0%上方修正し、増益率が11.6%増→78.6%増に拡大する見通しとなった。10日終値ベースの予想PERが14.5倍→8.7倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■アルファP <9467>  1,537円 (+300円、+24.3%) ストップ高

 アルファポリス <9467> [東証M]が続急騰でストップ高。10日取引終了後、18年3月期の単独業績予想の修正を発表。売上高を35億円から38億円(前期比19.3%増)へ、営業利益を2億円から5億円(同2.9倍)へ、純利益を1億1500万円から2億8200万円(同2.8倍)へ修正したことが好感された。出版事業で、自社サイトに投稿された作品から誕生した新シリーズタイトルが軒並み好調だったことに加えて、積極的に対応を進めている電子書籍販売も伸長したことが牽引。また、ゲーム事業に関するコストを見込み以上に圧縮できたことも寄与した。

■石原産 <4028>  2,054円 (+378円、+22.6%)

 東証1部の上昇率トップ。石原産業 <4028> が4日ぶり急反騰。10日取引終了後、18年3月期の連結業績予想の増額修正を発表したことが好感された。売上高を1050億円から1070億円(前期比5.3%増)へ、営業利益を47億円から92億円(同9.3%増)へ、最終利益を24億円から65億円(同26.8%増)へ修正した。無機化学事業は、酸化チタンの販売量が増え増収となったほか、コスト削減による効果も利益を押し上げた。有機化学事業は農薬のアジア、北米向け販売が底堅く推移した。

■ビリングシス <3623>  8,650円 (+1,500円、+21.0%) ストップ高

 ビリングシステム <3623> [東証M]が4日続急騰。10日、同社が17年12月期の連結経常利益を従来予想の1億7300万円→2億3300万円に34.7%上方修正。従来の22.1%減益予想から一転して5.0%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。クイック入金サービスの取次件数が想定より増えるほか、自動販売機向け電子マネー対応決済端末の販売も伸びることが寄与。同時に、12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いも向かった。

■メイコー <6787>  2,443円 (+415円、+20.5%)

 メイコー <6787> [JQ]が続急騰。前週末10日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を1030億円から1060億円(前期比10.5%増)へ、営業利益を62億円から76億円(同31.3%増)へ、純利益を36億円から45億円(同2.5倍)へ上方修正したことが好感された。足もとで車載向けやスマートフォン向け、その他の基板のそれぞれが好調に推移しており、下期も引き続き好調に推移すると見込まれていることが要因としている。なお、同時に発表した第2四半期累計(4-9月)決算は、売上高532億1200万円(前年同期比16.3%増)、営業利益38億6400万円(同45.1%増)、純利益21億4000万円(前年同期3億8300万円の赤字)だった。同時に、北陸電気工業 <6989> と、電子機器の受託生産に関するモジュール実装事業を中心に包括的業務提携を実施すると発表しており、これも好材料視されたようだ。メイコーの電子回路基板事業と、北陸電気工業のセンサ・抵抗器事業など関連会社を含む両社の経営基盤を有効に活用し、両社が協力して事業を展開するとしている。

■ASB機械 <6284>  6,230円 (+970円、+18.4%)

 東証1部の上昇率2位。日精エー・エス・ビー機械 <6284> が5日ぶり急反騰、上場来高値を大幅更新した。同社は海外向け中心にペットボトル成形機を生産、インドに生産拠点を置いているのが特長で、米国や欧州のほか新興国などで旺盛な需要を確保し業績を伸ばしている。10日取引終了後に発表した18年9月期の連結業績予想は売上高が323億円(前期比10.3%増)、営業利益は68億円(同11.4%増)と2ケタ増収増益見通し。なお、17年9月期の営業利益は61億400万円(前の期比34.9%増)と大幅増益を達成しており、発射台の高さにかかわらず、今期も2ケタ増益見通しにあることから買い人気が再燃した。

■物語コーポ <3097>  9,730円 (+1,500円、+18.2%) ストップ高

 東証1部の上昇率3位。物語コーポレーション <3097> が続急騰でストップ高。10日に決算を発表。18年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常利益が前年同期比88.4%増の11億円に拡大して着地したことが買い材料視された。四半期ベースで3四半期連続の最高益更新となった。「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」「寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵」の出店拡大や既存店の好調などで、19.1%の大幅増収を達成したことが寄与。上期計画の16.3億円に対する進捗率は67.7%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ホソミクロン <6277>  8,330円 (+1,250円、+17.7%)

 東証1部の上昇率5位。ホソカワミクロン <6277> が続急騰し年初来高値を更新。同社は電子材料向けや化学業界などに粉体製造装置が好調で業績成長路線を走っている。10日取引終了後に発表した18年9月期の連結業績予想で売上高は520億円(前期比5.0%増)、営業利益は53億円(同5.0%増)と増益を見込んでいる。17年9月期の売上高は495億1900万円(前の期比10.9%増)と2ケタ増収、営業利益50億4500万円(同37.9%増)と高変化をみせたあとだけに増収増益基調の継続で買い安心感が浮上した。また、今期の年間配当は100円を計画、前期の株式併合を考慮したうえで実質配当は14%強の増配となり、これも大きく好感された。

■三井金 <5706>  6,930円 (+1,000円、+16.9%) ストップ高

 東証1部の上昇率7位。三井金属鉱業 <5706> が4日ぶり急反騰。10日、同社が18年3月期の連結経常利益を従来予想の300億円→390億円に30.0%上方修正。従来の3.4%減益予想から一転して25.6%増益見通しとなったことが買い材料視された。機能材料部門で極薄銅箔や液晶向け薄膜材料などの販売が想定より伸びることが寄与。亜鉛や鉛といった金属価格の上昇で在庫評価益が好転することも利益を押し上げる。同時に発表した18年3月期上期(4-9月)の同利益は前年同期比96.6%増の175億円に拡大し、従来予想の150億円を上回って着地した。

■ブロドリーフ <3673>  1,058円 (+150円、+16.5%) ストップ高

 東証1部の上昇率8位。ブロードリーフ <3673> が4日ぶり急反騰でストップ高、年初来高値を更新した。同社は10日取引終了後に、17年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結決算を発表。営業利益は18億1900万円(前年同期比5.1%増)となり、通期計画21億円に対する進捗率は86.6%に達した。売上収益は124億8700万円(同4.7%増)で着地。自動車整備業向けシステムなどで競合関係にあったタジマを8月に子会社化した効果で、システム販売やシステムサポート、ネットワークサービスがともに増収となった。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■ラウンドワン <4680>  1,693円 (+206円、+13.9%)

 東証1部の上昇率10位。ラウンドワン <4680> が続急騰し約9年9ヵ月ぶりの高値水準となった。前週末10日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を922億円から938億9100万円(前期比7.0%増)へ、営業利益を71億7000万円から81億500万円(同21.3%増)へ、純利益を36億円から42億7600万円(同56.3%増)へ上方修正したことが好感された。上期は「大人1名に対して小学生以下1名無料キャンペーン」の継続的実施や、最新ゲーム機種や最新アイテムの導入などを積極的に展開。これを受けて既存店売上高が好調に推移し、業績が計画を上回って着地したことから、これを上乗せしたという。なお、第2四半期累計(4-9月)決算は、売上高462億4100万円(前年同期比8.4%増)、営業利益42億6900万円(同58.4%増)、純利益24億5600万円(同2.5倍)だった。また、同時に発表した10月の売上状況(速報)は、既存店売上高が前年同月比8.7%増と5ヵ月連続で前年実績を上回った。天候不順が続いたことなどからインドアレジャーである同社施設の来場者が増加。また、アミューズメントで実施した「メダルも小学生無料キャンペーン」に一定の効果が出ているほか、クレーンゲームなどの景品機も好調に推移した。

■WDB <2475>  3,045円 (+336円、+12.4%)

 WDBホールディングス <2475> が続急騰し、上場来高値を更新した。10日に発表した18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比29.9%増の21.2億円に伸び、従来予想の17.4億円を上回って着地したことが買い材料視された。人手不足の長期化を背景に、主力とする理学系研究職派遣や工学系技術職派遣の好調が継続し、16.1%の大幅増収を達成したことが寄与。なお、直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の同利益は前年同期比32.5%増の11億円に拡大、四半期ベースの過去最高益を7四半期連続で更新した。

■Vテク <7717>  21,450円 (+2,240円、+11.7%)

 ブイ・テクノロジー <7717> が急反騰。米アップル社のiPhone最高位機種に有機ELディスプレーが採用され、中国スマートフォンメーカーを含め、有機EL市場の拡大が加速するとの思惑が高まっている。そのなか同社は有機ELの蒸着プロセスで使われるファイン・ハイブリッド・マスク(FHM)を手掛けており、成長期待が高い。このほかテスターやステッパーなどが牽引し、足もとの業績も絶好調に推移している。10日取引終了後に発表した18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算は売上高が232億4400万円(前年同期比23.6%増)、営業利益は35億4800万円(同45.5%増)、最終利益は20億5300万円(同88.8%増)と急拡大した。これをポジティブ視する買いが集中する格好となった。

■EMシステム <4820>  2,431円 (+250円、+11.5%)

 イーエムシステムズ <4820> が5連騰。10日大引け後(16:00)に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は42%増益、今期配当を2円増額修正」が好感された。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比27.3%増の18.2億円に伸び、通期計画の32億円に対する進捗率は56.9%に達し、5年平均の39.5%も上回った。同時に、今期の年間配当を従来計画の31円→33円(前期は31円)に増額修正した。

■レーサム <8890>  1,175円 (+117円、+11.1%)

 レーサム <8890> [JQ]が3連騰。10日に決算を発表。18年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比3.6倍の71.4億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。主力の富裕層向け投資用物件で高価格帯の大型案件を販売し、2.3倍の大幅増収を達成したことが寄与。通期計画の79.5億円に対する進捗率は89.8%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■三機工 <1961>  1,452円 (+103円、+7.6%)

 三機工業 <1961> が急反発。10日大引け後(15:00)に決算を発表。「上期経常は2.6倍増益で着地、今期配当を10円増額修正」が好感された。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の9.5億円に急拡大し、通期計画の75億円に対する進捗率は前年同期の5.3%を上回る12.7%に達した。同時に、今期の年間配当を従来計画の20円→30円(前期は30円)に大幅増額修正した。

※13日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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