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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):コナミHD、住友重、日東電

日東電 <日足> 「株探」多機能チャートより
■クオール <3034>  2,226円  +143 円 (+6.9%)  本日終値
 31日に決算を発表。「上期経常が68%増益で着地・7-9月期も50%増益」が好感された。クオール <3034> が10月31日大引け後(15:30)に決算を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比67.7%増の42.9億円に拡大し、通期計画の85億円に対する進捗率は50.5%に達し、5年平均の37.2%も上回った。
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■コナミホールディングス <9766>  5,870円  +370 円 (+6.7%)  本日終値
 10月31日、コナミホールディングス <9766> が決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年3月期上期(4-9月)の連結税引き前利益が前年同期比52.9%増の248億円に拡大して着地したことが買い材料視された。スマートフォン向けゲーム「実況パワフルプロ野球」を中心に課金収入が伸びたほか、家庭用ゲームでは「ウイニングイレブン」最新作の販売が好調だった。アミューズメント事業の収益拡大も大幅増益に貢献した。通期計画の390億円に対する進捗率は63.7%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■住友重機械工業 <6302>  5,050円  +310 円 (+6.5%)  本日終値
 住友重機械工業<6302>は大幅反発で年初来高値を更新し、5000円台に乗せてきた。同社は31日取引終了後、18年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を7100億円から7800億円(前期比15.7%増)へ、営業利益を510億円から600億円(同23.9%増)へ、最終利益を320億円から390億円(同16.0%増)へそれぞれ増額した。需要が増加している油圧ショベル事業や、中小型の減・変速機およびロボット用精密減速機、ならびにプラスチック加工機械の市況が好調であることに加えて、新規取得したボイラ事業の連結化が寄与している。あわせて発表した第2四半期累計の連結決算は、売上高3553億1900万円(前年同期比11.8%増)、営業利益289億8200万円(同55.6%増)、最終利益197億6900万円(同50.9%増)だった。

■タムロン <7740>  2,508円  +151 円 (+6.4%)  本日終値
 31日に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)経常が28%増益で着地・7-9月期も3.5倍増益」が好感された。タムロン <7740> が10月31日大引け後(15:00)に決算を発表。17年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比27.9%増の23.4億円に伸びたが、通期計画の36億円に対する進捗率は65.1%にとどまり、5年平均の73.7%も下回った。
  ⇒⇒タムロンの詳しい業績推移表を見る

■日東電工 <6988>  11,165円  +660 円 (+6.3%)  本日終値
 日東電工 <6988> が大幅続伸し、連日で上場来高値を更新した。同社は10月31日、18年3月期の連結税引き前利益を従来予想の1000億円→1350億円に35.0%上方修正。増益率が8.9%増→47.1%増に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。スマートフォン向け液晶用光学フィルムの好調継続に加え、有機ELパネル向け新製品の需要拡大などが収益を押し上げる。同時に発表した18年3月期上期(4-9月)の同利益は前年同期比2.4倍の683億円に急拡大して着地した。

■カゴメ <2811>  3,990円  +220 円 (+5.8%)  本日終値
 カゴメ <2811> が急反発し、上場来高値を更新した。10月31日に発表した17年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益が前年同期比22.6%増の104億円に伸びて着地したことが買い材料視された。主力の飲料事業でトマトジュースやスムージータイプの野菜ジュースなどの販売が好調だったことが寄与。販売促進費の効率的な活用など収益構造の改革を進めたことも増益の要因となった。通期計画の130億円に対する進捗率は80.6%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■TIS <3626>  3,710円  +200 円 (+5.7%)  本日終値
 31日に決算を発表。「上期経常は44%増益で上振れ着地」が好感された。TIS <3626> が10月31日大引け後(15:30)に決算を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比44.4%増の137億円に拡大し、従来予想の115億円を上回って着地。
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■平和不動産 <8803>  2,081円  +112 円 (+5.7%)  本日終値
 31日に決算を発表。「今期経常を4%上方修正、配当も4円増額」が好感された。平和不動産 <8803> が10月31日大引け後(16:30)に決算を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比25.2%増の45億円に伸びた。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の30円→34円(前期は26円)に増額修正した。
  ⇒⇒平和不動産の詳しい業績推移表を見る

■オートバックスセブン <9832>  2,058円  +110 円 (+5.7%)  本日終値
 31日に決算を発表。「上期経常が57%増益で着地・7-9月期も77%増益」が好感された。オートバックスセブン <9832> が10月31日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比56.8%増の24.5億円に拡大し、通期計画の75億円に対する進捗率は5年平均の29.4%を上回る32.7%に達した。
  ⇒⇒オートバックスセブンの詳しい業績推移表を見る

■大塚商会 <4768>  8,130円  +430 円 (+5.6%)  本日終値
 31日に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)経常が13%増益で着地・7-9月期も17%増益」が好感された。大塚商会 <4768> が10月31日大引け後(15:00)に決算を発表。17年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比12.6%増の340億円に伸び、通期計画の416億円に対する進捗率は81.9%に達し、5年平均の74.4%も上回った。
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■Tホライゾン <6629>  440円  +80 円 (+22.2%) ストップ高   本日終値
 10月31日、光学機器や電子機器の販売を手掛けるテクノホライゾン・ホールディングス <6629> [JQ]が18年3月期の連結経常利益を従来予想の4億円→7億円に75.0%上方修正。増益率が7.5%増→88.2%増に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。事業構造改革による固定費の削減や高付加価値製品への転換が進み、採算が大きく改善する。前日終値ベースの予想PERが24.3倍→12.1倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■日本和装 <2499>  377円  +80 円 (+26.9%) ストップ高   本日終値
 日本和装ホールディングス<2499>がストップ高の377円まで買われている。10月31日の取引終了後、17年12月期の連結業績予想について、売上高を51億円から55億円(前期比13.6%増)へ、営業利益を3億8000万円から4億5000万円(同39.3%増)へ、純利益を1億8000万円から2億2000万円(同26.4%増)へ上方修正したほか、従来3円を予定していた期末配当を6円に引き上げると発表し、前期実績の5円に対しては5円の増配となることが好感されている。「新・きもの着付け教室/受講料無料」の受講者数の増加や、販売仲介機会における自社クレジットの取り扱い強化が売上高・利益の向上につながり、第3四半期累計業績が好調に推移していることが要因としている。なお、第3四半期累計(1~9月)決算は、売上高38億800万円(前年同期比12.7%増)、営業利益3億5400万円(同6.9倍)、純利益1億6900万円(前年同期1600万円の赤字)だった。同時に、東証1部指定に向けて具体的に準備を進めており、株式の分布状況の改善と流動性の向上を図るため20万株の立会外分売を実施すると発表しており、これも好材料視されているようだ。分売予定期間は11月30日から12月1日で、分売値段は分売実施日前日の終値もしくは最終気配値を基準として決定する予定。買付申込数量の限度は顧客1人につき1000株(売買単位100株)としている。

●ストップ高銘柄
 セメダイン <4999>  1,330円  +300 円 (+29.1%) ストップ高   本日終値
 UMNファーマ <4585>  458円  +80 円 (+21.2%) ストップ高   本日終値
 宮越ホールディングス <6620>  865円  +150 円 (+21.0%) ストップ高   本日終値
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 ベガコーポレーション <3542>  1,242円  -400 円 (-24.4%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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