【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ニチレイ、旭硝子、FPG
ニチレイ <日足> 「株探」多機能チャートより
31日に決算を発表。「今期経常を一転5%増益に上方修正・最高益更新へ」が好感された。ニチレイ <2871> が10月31日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.3%増の164億円に伸びた。併せて、通期の同利益を従来予想の282億円→306億円(前期は291億円)に8.5%上方修正し、一転して5.1%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
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■東京都競馬 <9672> 3,750円 +305 円 (+8.9%) 本日終値
31日に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)経常は16%増益で着地」が好感された。東京都競馬 <9672> が10月31日大引け後(15:00)に決算を発表。17年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比15.7%増の47.2億円に伸び、通期計画の52.1億円に対する進捗率は90.5%に達し、5年平均の80.1%も上回った。
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■伊藤忠テクノ <4739> 4,755円 +355 円 (+8.1%) 本日終値
31日に決算を発表。「上期税引き前が34%増益で着地・7-9月期も28%増益」が好感された。伊藤忠テクノソリューションズ <4739> が10月31日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比34.3%増の119億円に拡大し、通期計画の326億円に対する進捗率は4年平均の25.4%を上回る36.7%に達した。
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■旭硝子 <5201> 4,775円 +345 円 (+7.8%) 本日終値
10月31日、旭硝子 <5201> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.2%にあたる500万株(金額で150億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は11月1日から18年1月19日まで。併せて、決算(国際会計基準=IFRS)を発表。17年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結税引き前利益が前年同期比70.9%増の806億円に拡大して着地したことも支援材料となった。
■FPG <7148> 1,408円 +98 円 (+7.5%) 本日終値
31日に決算を発表。「今期経常は9%増で9期連続最高益、前期配当を8.65円増額・今期は3.45円増配へ」が好感された。FPG <7148> が10月31日大引け後(16:30)に決算を発表。17年9月期の連結経常利益は前の期比15.2%増の137億円になり、18年9月期も前期比8.9%増の149億円に伸びを見込み、9期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。9期連続増収、増益になる。同時に、前期の年間配当を37.15円→45.8円(前の期は35.5円)に増額し、今期も前期比3.45円増の49.25円に増配する方針とした。
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同時に発表した「発行済み株式数の2.37%にあたる225万株の自社株を消却する」も買い材料。
■八千代工業 <7298> 1,632円 +112 円 (+7.4%) 本日終値
31日に決算を発表。「今期税引き前を12%上方修正、配当も2円増額」が好感された。八千代工業 <7298> [JQ] が10月31日大引け後(15:10)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比3.5倍の64.2億円に急拡大し、従来予想の45億円を上回って着地。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の30円→32円(前期は28円)に増額修正した。
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■メディパル <7459> 2,248円 +150 円 (+7.2%) 本日終値
31日に決算を発表。「今期経常を2%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。メディパルホールディングス <7459> が10月31日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比4.1%減の258億円に減った。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の560億円→570億円(前期は533億円)に1.8%上方修正し、増益率が4.9%増→6.8%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。
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■三菱ガス化学 <4182> 2,956円 +197 円 (+7.1%) 本日終値
三菱ガス化学<4182>が後場急伸、06年5月以来約11年5カ月ぶりの高値水準となった。午後2時ごろに自社株買いと消却を発表しており、これを好材料視した買いが入った。自社株買いは上限を250万株(発行済み株数の1.16%)、または70億円としており、取得期間は11月2日から来年1月19日まで。一方、自社株の消却は11月15日付で発行済み株数の4.14%に相当する1000万株を消却するとしている。また、同時に18年3月期の連結業績予想について、売上高を5800億円から6100億円(前期比9.6%増)へ、営業利益を440億円から520億円(同18.8%増)へ、最終利益を460億円から560億円(同16.6%増)へ上方修正したことも好材料視されているようだ。足もとで、機能化学品や芳香族化学品を中心に販売数量や販売価格が好調に推移していることが売上高・利益を押し上げるという。なお、第2四半期累計の連結決算は売上高3029億4300万円(前年同期比13.1%増)、営業利益302億6700万円(同57.1%増)、最終利益354億5300万円(同90.9%増)だった。
■山洋電気 <6516> 8,030円 +530 円 (+7.1%) 本日終値
31日に決算を発表。「上期税引き前が2.1倍増益で着地・7-9月期も74%増益」が好感された。山洋電気 <6516> が10月31日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比2.1倍の39.9億円に急拡大し、通期計画の86億円に対する進捗率は前年同期の36.3%を上回る46.4%に達した。
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