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【市況】明日の株式相場見通し=週末控え持ち高調整の売り、決算関連銘柄への物色は継続

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(27日)の東京株式市場は、決算発表に対応した好業績銘柄への物色が継続する一方で、週末を控えて持ち高調整の売りも予想され、日経平均株価は弱含み推移となりそうだ。

 市場関係者からは「前日の米株式市場で、NYダウ平均株価が反落したのを受けて、きょうの日経平均株価は前日比で安く始まったものの、直ぐにプラス圏に転じて堅調な推移となった。背景には、本格化している4~9月期決算の内容を反映した好業績銘柄物色の流れがあるためだ。ただ、きょう気になったのはファナック<6954>の値動き。前日の取引終了後に発表した18年3月期通期の業績見通しの上方修正を好感して、一時前日比約6.5%高まで買い進まれたものの、その後次第に上昇幅を縮小し、結局終値では前日比マイナス圏に沈んでしまった。このほかにも、業績上方修正を発表したにも関わらず、売りのターゲットとなった銘柄も多い。“日経平均16連騰の副作用”との声も聞かれたが、注意が必要だ」との見方が出ていた。

 26日の東京株式市場は、前日の米株安を受けた利益確定売り圧力をこなして日経平均株価は反発した。大引けの日経平均株価は、前日比32円16銭高の2万1739円78銭と反発した。

 日程面では、9月の消費者物価指数に注目。海外では、米7~9月期のGDP速報値が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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