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【経済】次期米FRB議長人事を巡る思惑で売買交錯


米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長人事は引き続き注目される。トランプ大統領は11月3日からのアジア歴訪前にFRB議長人事を固める意向。タカ派寄りの人選になった場合、米長期金利は上昇し、ドル高につながる可能性がある。

 ハト派寄りの人物が指名された場合、トランプ政権の政策との親和性は高いとの見方も少なくなく、利上げペース鈍化の思惑が強まり、ドル売り材料になる。ただ、FRBによる金利正常化の方針は堅持されており、7-9月期国内総生産(GDP)速報値など経済指標が予想通りなら12月追加利上げを期待したドル買いが広がりそうだ。また、米企業決算発表で好業績が続けば株価の一段高となり、ドルを押し上げる展開もありうる。
《MK》

 提供:フィスコ

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