【通貨】明日の為替相場見通し＝米長期金利を意識の展開に

　今晩からあすにかけての外国為替市場のドル円相場は、米１０年債利回りを意識する展開となりそうだ。予想レンジは１ドル＝１１２円２０～１１３円２０銭。

　この日は、欧州時間に入りドルが上昇し１１２円６０銭台まで値を上げた。米１０年債利回りが２．３２％台に上昇するなか、日米金利差拡大の観測からドル買い・円売りが膨らんだ。今晩は米９月住宅着工件数の発表があるほか、ダドリー・ニューヨーク連銀総裁とカプラン・ダラス連銀総裁が討論会に参加するが、次期米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長の人選が市場の関心の焦点となるなか、市場への影響は限られそうだ。このなか、ＮＹダウと米１０年債利回りの動向が為替相場を左右しそうだ。戻り売りをこなしながら１１３円にどこまで迫ることができるかが注目される。


出所：みんなの株式（minkabu PRESS）