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【市況】個別銘柄戦略:ファーストリテの動向に注目、宅配ロッカー関連に物色

ファストリ <日足> 「株探」多機能チャートより

18日の日本株市場は先高観が根強いものの、過熱感からこう着感が強まりそうだ。17日の米国市場は、金融やヘルスケア企業の好決算が相次ぎ、ダウは史上初となる23000ドルを一時突破。これにサヤ寄せする格好から、やや買い優勢の展開となろう。ただし、ネットフリックスは決算が評価されるものの、利益確定の流れが優勢となっており、ハイテク株への波及は期待しづらい。また、中国の共産党大会が開幕するが、北朝鮮によるミサイル発射等の動きが警戒されており、地政学リスクが重石になりやすい。インデックスに絡んだ売買が中心となるが、それ以外は慎重姿勢が強まる可能性がある。昨日は電池関連などの一部が物色されており、材料株等での循環物色に限られそうである。とはいえ中小型株への物色も意識されるが、マザーズの弱さなどをみると、積極的な売買は限られよう。個別ではファーストリテ<9983>に国内外の証券から格上げが観測されており、指数インパクトが大きいだけに、動向が注目されよう。その他、米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムは、米国内で大規模集合住宅向けの宅配ボックス事業に本格参入すると米紙WSJが報じている。アルファCO<3434>、ダイケン<5900>、神栄<3004>など、宅配ロッカー関連への物色が意識されそうだ。
《HT》

 提供:フィスコ

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