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【市況】明日の株式相場見通し=過熱地合いで利益確定の売り、循環物色の流れは継続

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(18日)の東京株式市場は、きょうまでの日経平均株価11日続伸を受けて、目先的な過熱感から引き続き利益確定の売りが出やすい地合いとなりそうだ。11日間の日経平均株価の上昇幅は合計で、979円と約1000円に達し、東証1部市場の騰落レシオ25日移動平均も138.63と過熱状態が増している。

 市場関係者からは「好調な経済指標の発表による景気拡大期待から、米株式市場の主要株価指数3種が揃って過去最高値を更新したことなどを支援材料に、きょうの東京株式市場は、買い先行でスタートした。前場引けに掛けては、さすがに利益確定売りに押されて一時、前日比でマイナス圏に沈む場面もあった。ただ、後場に入ると鉄鋼、非鉄、機械、化学などの業種が買い直され、ジリ高歩調となった。連日、相場のリード役となるセクターが少しずつ入れ替わる絶妙な循環物色が、連騰の背景となっているようだ」との見方が出ていた。

 17日の東京株式市場は、前日の米株高などを引き継ぐリスク選好ムードの強いなか買いが優勢となった。日経平均株価は前場に買い一巡後値を消したものの、後場に買い直されて11連騰となった。日経平均株価終値は、前日比80円56銭高の2万1336円12銭と11日続伸した。

 日程面では、9月の訪日外国人客数、16日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、中国共産党第19回全国代表大会開幕、米9月の住宅着工・完工件数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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