【市況】明日の株式相場見通し=過熱地合いで利益確定の売り、循環物色の流れは継続
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「好調な経済指標の発表による景気拡大期待から、米株式市場の主要株価指数3種が揃って過去最高値を更新したことなどを支援材料に、きょうの東京株式市場は、買い先行でスタートした。前場引けに掛けては、さすがに利益確定売りに押されて一時、前日比でマイナス圏に沈む場面もあった。ただ、後場に入ると鉄鋼、非鉄、機械、化学などの業種が買い直され、ジリ高歩調となった。連日、相場のリード役となるセクターが少しずつ入れ替わる絶妙な循環物色が、連騰の背景となっているようだ」との見方が出ていた。
17日の東京株式市場は、前日の米株高などを引き継ぐリスク選好ムードの強いなか買いが優勢となった。日経平均株価は前場に買い一巡後値を消したものの、後場に買い直されて11連騰となった。日経平均株価終値は、前日比80円56銭高の2万1336円12銭と11日続伸した。
日程面では、9月の訪日外国人客数、16日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、中国共産党第19回全国代表大会開幕、米9月の住宅着工・完工件数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)