市場ニュース

戻る
 

【特集】トラストテック Research Memo(3):技術者派遣、製造スタッフ派遣、海外事業の3つの領域で事業を展開

トラスト・T <日足> 「株探」多機能チャートより

■会社概要

2. 事業の概要
トラスト・テック<2154>の事業ドメインは技術者派遣や開発・設計の請負などを担う技術系領域と、製造請負や製造ラインへの製造スタッフ派遣などを担う製造系領域の2つに分けられている。2017年6月期からは海外での事業が“海外領域”として独立し、事業セグメントとしては3セグメント体制となった。これら3つの報告セグメントに、障がい者雇用を担う特例子会社・トラスト・テック・ウィズの「その他」の収益が加わって全社売上高が構成されている。

企業グループは、国内については同社本体と、連結子会社のTTM、フリーダム(及びその子会社)、フュージョンアイで形成している。担当領域の内訳は、同社本体を含めたほかのグループ企業は技術系領域、TTMが製造領域という構造だ。

海外展開は2010年6月に技術者紹介事業などを展開している香港企業を買収したことがスタートだ。同子会社は香港虎斯科技有限公司と社名変更し現在に至っている。その後、2016年8月に英国の技術・製造スタッフの人材派遣会社であるMTrecの株式83.3%を取得し海外における人材サービス事業の本格展開に向けて第1歩を踏み出した。

それとほぼ同時期の2016年9月にはアジア地域での事業拡大を目指し、インドネシアに現地法人を、2016年10月には中国・山東省に合弁企業をそれぞれ設立した。また、2017年7月には中国・上海に現地法人を設立した。山東省の合弁企業は日本式人材派遣事業を行っているが、他のアジア現地法人は人材紹介事業が中心となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均