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【市況】21日の株式相場見通し=円安進行を好感して買い先行に

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 21日の東京株式市場は、現地20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)による10月からの保有資産の縮小発表を受け、年内の追加利上げ観測の高まりを背景に長期金利が上昇した。これを受けて、外国為替市場で円安・ドル高が進行していることから輸出関連銘柄を中心に買い先行のスタートとなりそうだ。21日早朝の東京外国為替市場では1ドル=112円40銭台と、前日に比べて円安・ドル高が進行している。

 20日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比41.79ドル高の2万2412.59ドルと9日続伸で、7日連続の過去最高値更新となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)による10月からの保有資産の縮小発表を受け、年内の追加利上げ観測の高まりを背景に長期金利が上昇。金融株などが買われ、NYダウ平均株価はプラス圏で引けた。また、原油先物価格の上昇で資源関連銘柄も買われた。ナスダック総合株価指数は、前日比5.279ポイント安の6456.044と4日ぶりに反落した。

 日程面では、日銀の金融政策決定会合の結果発表と黒田日銀総裁の記者会見、8月の全国百貨店売上高、また「東京ゲームショウ2017」が24日までの日程で行われる。海外では米8月のCB景気先行総合指数、米9月のフィラデルフィア連銀製造業景況感指数、米10年インフレ連動国債入札などが予定されている。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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