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【特集】ビジョン Research Memo(7):グローバルWiFi事業の好調持続で、2017年12月期も計画を上回る可能性

ビジョン <日足> 「株探」多機能チャートより

 

■今後の見通し

1. 2017年12月期の業績見通し
ビジョン<9416>の2017年12月期の連結業績は、売上高で前期比12.6%増の16,713百万円、営業利益で同24.5%増の1,606百万円、経常利益で同23.9%増の1,608百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同28.5%増の1,045百万円と期初計画を据え置いている。テロや地震・感染症の流行等の自然災害等の外的要因により、海外渡航者数や訪日観光客数が減少し、業績に影響を与えるリスクがゼロとは言えないためだ。ただ、市場環境に変化が無ければ第2四半期までの進捗率が会社計画を上回っていること、また、8月までの売上状況も順調に推移していることなどから、通期業績についても上振れする可能性が高いと弊社では見ている。

参考までに、2016年12月期業績における第2四半期までの進捗率は売上高で46.8%、営業利益で43.3%となっていた。同社のグローバルWiFi事業は第3四半期が繁忙期となるため、半期ベースで見れば下期偏重型となる傾向にある。また、当期については前述したクラウドWiFi対応ルーターの導入率が第3四半期以降も上昇するため利益率の改善効果も期待できる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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