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【市況】明日の株式相場見通し=北朝鮮の建国記念日を前に軟調、リスク回避へ手仕舞い売り

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(8日)の東京株式市場は、9日の北朝鮮の建国記念日を目前にして地政学リスクが高まるなか、投資家が持ち高を減らす姿勢を強めることになりそうだ。日経平均株価は軟調な推移が予想される。

 市場関係者からは「9日の建国記念日に北朝鮮が、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射するなどの挑発行動に出る可能性は十分ある。もし、そうなった場合には来週明けに株安、円高が加速する懸念もあり、リスク回避に伴う手仕舞い売りの動きが顕在化しそうだ」との見方が出ていた。

 7日の東京株式市場は買い優勢の展開となり、日経平均株価は一時前日比120円を上回る上昇幅となった。ただ、後場に入ると上値を追う勢いはみられず、戻り売りが出て上昇幅を縮小した。日経平均株価終値は、前日比38円55銭高の1万9396円52銭と小幅ながら4日ぶりに反発した。

 日程面では、4~6月期のGDP改定値、7月の国際収支、8月の景気ウォッチャー調査、メジャーSQ算出日に注目。海外では、日中国交正常化45周年記念式典、中国8月の貿易統計が焦点になる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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