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【市況】明日の株式相場見通し=買い手控え姿勢強く軟調、日経平均は200日線巡る攻防に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(6日)の東京株式市場は、北朝鮮を巡る地政学リスクへの警戒感が強まるなかで、投資家の買い手控え姿勢が継続し、日経平均株価は軟調な推移と予想される。きょうは、これまで個人投資家の物色対象として、相場を支える役割を果たしてきた中小型株にも売りが出て、東証1部の値下がり銘柄数は1786(値上がりは181銘柄・変わらずは58銘柄)と全体の約9割を占めた。

 市場関係者からは「きょうは、トヨタ自動車<7203>など主力銘柄の一部が買われる一方で、このところ堅調な値運びをみせていた個人投資家が投資対象とする中小型株に利益確定の売りが出て、軒並み安に見舞われた。東証マザーズ指数は、前日比4.65%と急落し、東証1部小型株指数、東証2部指数、ジャスダック指数のいずも大幅下落となった。あすは、相場の中長期トレンドの目安とされる日経平均株価200日移動平均線(1万9380円71銭=5日)を巡る攻防が予想される」との見方が出ていた。

 5日の東京株式市場は、終始売り優勢の展開で日経平均株価は、後場寄り後に下げ幅を広げる展開となった。また、時価総額の比較的小さい中小型株に売りが目立った。日経平均株価終値は、前日比122円44銭安の1万9385円81銭と続落した。

 日程面では、安倍晋三首相が東方経済フォーラムに出席し、日ロ・日韓首脳会談(7日まで)、7月の毎月勤労統計速報値、8月の社名別新車販売台数、4日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、米8月のISM非製造業景況感指数、米7月の貿易収支、豪4~6月期の国内総生産が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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