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【材料】FISCOソーシャルレポーター】個人投資家わらしべ:エムティーアイは医療ICTやクラウド電子カルテ関連で注目

MTI <日足> 「株探」多機能チャートより

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家わらしべ氏(ブログ「テンバガーへGO!わらしべのブログ」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年8月29日22時に執筆

フィスコソーシャルレポーターのわらしべです。

「ICT」「クラウド」化の発展により私達の生活はますます便利にそしてスピード化が促進されています。医療の分野においても「電子カルテ」「医療クラウド」「遠隔医療」等、電子化技術が進められています。そこで、「クラウド電子カルテ」「医療ICT」関連銘柄としての銘柄としてエムティーアイ<9438>に注目してみたいと思います。


エムティーアイ<9438>東証1部

エムティーアイは「music.jp」「ルナルナ」をはじめ、モバイルサイトを通じて[便利で楽しいサービスを提供するモバイルコンテンツ企業]です。また、「ヘルスケア事業」を新規事業として展開している成長企業と言えます。

「クラウド時代の医療ICTの在り方に関する懇談会」の構成メンバー


総務省及び厚生労働省は、クラウド等ICT技術の活用が本格化する時代において、健康・医療・介護情報を個人が効率的に収集・活用する仕組み(PHR*)の在り方やモバイル・8Kなどの最新技術の活用の在り方等について、広く関係者の意見を聞き、今後の政策の検討の礎とすることを目的として、総務大臣政務官及び厚生労働大臣政務官の主宰する「クラウド時代の医療ICTの在り方に関する懇談会」(座長:金子郁容 慶應義塾大学教授)を開催します。*PHRは、Personal Health Recordの略。

(総務省HPより引用)

同社は「クラウド時代の医療ICTの在り方に関する懇談会」の構成員名簿に名を連ねており(オブザーバー)、第2回(平成27年7月17日開催)において、同社ライフ・ヘルスケア事業本部 ヘルスケア事業戦略室長の多湖 英明氏は「PHRを活用したヘルスケアサービス事例」というタイトルで同社における事業のプレゼンテーションを行っています。同社のヘルスケア事業は業界を代表する取組として注目されているものと考えられます。

【診療所向けのクラウド電子カルテ「Clipla(クリプラ)」を提供するクリニカル・プラット フォーム株式会社に一億円を出資】

2017年5月9日にクリニカル・プラット フォーム株式会社は「エムティーアイより総額約1億円の資金調達を実施」として、エムティーアイを引受先とした第三者割当増資により、約1億円の資金調達を実施したことを発表しています。

今回の資金調達により、クラウド電子カルテ「Clipla」のさらなる機能拡充とユーザービリティの向上のため、開発環境ならびに開発体制の強化を図るとともに、「”Better Quality with Less” 医療者がもっと医療に専念できる環境を整備する」という経営理念の実現に向けて、診療所のオペレーション改善に寄与する新規事業の構築を進めてまいります。 また、エムティーアイが各種モバイルアプリを通じて提供するヘルスケアサービスとの連携により、医療者と患者の双方が効率化された医療の恩恵を受けられる、新しい医療プラットフォームの提供を目指します。

(クリニカル・プラット フォーム株式会社HPより引用)

エムティーアイは「クラウド電子カルテ」と同社のもつモバイルコンテンツのサービスを連携させることにより相乗効果を狙うものと考えられます。

同社のヘルスケア事業、とりわけ医療分野への進出は市場規模も大きく、コア事業である「モバイルコンテンツ」との相乗効果により更なる事業拡大が期待されます。

株価716円(2017年8月29日終値)

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執筆者名:わらしべ
ブログ名:テンバガーへGO!わらしべのブログ

《SK》

 提供:フィスコ

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