【通貨】明日の為替相場見通し＝米ジャクソンホール意識し様子見も

　今晩からあすにかけての外国為替市場のドル円相場は、主要国の中央銀行首脳が集まる米ジャクソンホール会議を意識し、様子見が続く可能性がある。予想レンジは１ドル＝１０９円００～１１０円００銭。

　トランプ米大統領の政権運営への不安もありニューヨーク市場でドル安が進んだ流れを引き継ぎ、この日の東京市場では朝方は１０８円後半で推移したが、下値には買いが流入しその後、１０９円台を回復。欧州時間には１０９円４０銭台で推移している。ただ、今晩から米ジャクソンホールでの会議が始まることもあり、模様眺め気分は強い。ジャクソンホール会議は２６日まで開催され、注目を集めるイエレン米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）とドラギ欧州中央銀行（ＥＣＢ）総裁の講演は明晩に予定されている。このため、あすの東京市場にかけても様子見姿勢が続く可能性がある。今晩は米新規失業保険申請件数と米７月中古住宅販売件数が発表となる。また、あす国内では７月消費者物価指数が公表される。


出所：みんなの株式（minkabu PRESS）