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【市況】-2σに沿った調整が意識されやすい/日経225・本日の想定レンジ

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

[本日の想定レンジ]
 23日のNY市場は下落。トランプ大統領がメキシコ国境の壁建設に関する予算確保ができなければ、政府機関の閉鎖も辞さないと言及し、政権運営への懸念から売りが先行。北米自由貿易協定(NAFTA)破棄の可能性を示唆したことも嫌気され、終日軟調推移となった。ダウ平均は87.80ドル安の21812.09、ナスダックは19.07ポイント安の6278.41。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円安の19345円。
 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行となり、前日の反発部分は帳消しになりそうだ。ただ、前日の反発についても調整トレンドの中での自律反発の域は脱しておらず、レンジ内での動きになりそうである。昨日は買い先行で始まったが、寄付き水準が日中高値となり、その後上げ幅を縮める格好から、5日線を下回っている。
 ボリンジャーバンドでは、-1σと-2σとのレンジ内での推移だったが、バンドが拡大傾向で切り下がりをみせているため、バンドの下げに沿った調整が意識されやすい。また、一目均衡表では転換線が上値抵抗として意識されており、この流れが続くようだと、雲を大きく下放れてくる格好となり、調整が長期化する可能性が高まる。19250-19450円のレンジを想定する。

[予想レンジ]

上限 19450円-下限 19250円

《TM》

 提供:フィスコ

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